物議醸した9/2の市長記者会見でのBBQに関する質疑応答。実際に発言を起こしてみました。

bbq9月2日に開かれた市長記者会見で、ドリームビーチの再開後に関する質疑応答の模様がニュースになり、その市長の発言が物議を醸していましたので、その場にいた市職員などから聞き取りを行いながら実際の発言について文章に起こしてみました。

その市長の発言は、ドリームビーチの入込みが落ち込んでいることに対し、記者から「バーベキューがこう自由に出来なくなったというのが響いているのではなかろうかと思われるが、それについてはいかがでしょうか」と認識を質されたことに対して以下のように述べられました。

「あの、これは、海水浴場それぞれでですね、いろいろな考え方とかがありまして、あの、やはり、ええ、バーベキュー、ま、持ち込みで行われるということにおいて、これはドリームビーチに限らずですけども、それがどうしても中心になってしまうと、その海の家としての存在意義が失われるという意見であったりとか、または、火器の取り扱いにおいて、ま、炭を持ち込む場が、使い終わったあとの炭を、ま、処理、それらがですね、なかなか行き届かず、火傷であったりとか、事故の原因だったりということもあって、これは、ま、全国的にそれを、ま、しないようにというそういう風潮もあることから、ドリームビーチそのものではそのような考え方に至ったと、ルール作りの過程でそうなったと認識しています。実際にまあ北海道の中で、ま、海岸でバーベキューされるというのは、ひとつのそのレクレーション(レクリエーション=recreation≪娯楽・余暇))としてのですね、定着であると思いますから、ま、今後において、これはあの、ドリームビーチさん自身の現在活動されている方々の考え方等もありますから、それら等を含めて、先々においてすり合わせていく必要があるのかなと思っております。しかしながら、あの、バーベキューにおける直火においては完全に禁止するべきだという風に思っていますので、それについては、あの、これはドリームビーチに限らず、海水浴場管理されているところにおいては、それについては意識として伝えていこうかなとは思っています」

要約しますと、ドリームビーチに限らず、(海水浴場への)バーベキューの持ち込みにおいては、海の家の存在意義が失われるという意見があったり、使い終わったあとの炭の処理が行き届かず、火傷や事故の原因になっています。全国的に(使い終わったあとの炭をその場に放置することは)しないようにという風潮があり、ドリームビーチ(再開にあたって)のルール作りの過程で、そのよう(前浜でのバーベキューコンロ、携帯用コンロなど火気の使用を禁止)になったと認識しています。実際、北海道の中では、海岸でのバーベキューは一つのレクレーションとして定着していますので、ドリームビーチで活動されている方の考え方があるので、先々においてすり合わせをしていく必要があると思っています。しかし、バーベキューにおける直火は完全に禁止するべきだと思っていますので、ドリームビーチに限らず海水浴場を管理されているところには、それ(直火禁止)については意識として伝えていこうと思っています」ということになろうかと思います。

一見、丁寧に質疑応答に対応していると見えますが、実際には、記者の「ドリームビーチの入込みの落ち込みは、バーベキューが自由に出来なくなったことが響いてませんか」との質問に明確に答えていないのですよね。この質問に対しては、「それも一つ要因があるかもしれません」や「要因があるかもしれませんが、まだ検証出来ていません」とか「昨年営業していないことが大きな要因かもしれません」と単刀直入にお答えしておけば良かったのかもしれません。

市議会の答弁においても、このように、議員の質問に対して明確に答えないで、論点がすり替わって延々答弁することもしばしばあり、何度も同じような質問をしないとならないことが往々にしてあるわけであります。

話を市長発言の方に戻しますが、この市長の「直火禁止」ですが、小樽市内の公園でもお花見などの際にはすでに利用者に呼びかけている常識的な周知のルールなのですよね。意味としては、地面で直接火を起こすことを禁止するです。

ただ、ネットで調べてみると、直火の意味が、「料理で、材料に直接火を当てること。また、その火」と定義されています。市長発言の文脈から言えば、使い終わったあとの炭を放置していることがあり火傷や事故の原因になるからその処理について徹底するべきであるという考えを述べたかったのでしょう。

ただ、ドリームビーチの入込みが落ち込んだ原因について、記者から再開に向けたルールの中にある「バーベキューの持ち込み禁止」があるのではとの質問に対し、前段の問題意識を述べた上で直火は完全に禁止するべきと発言されていますが、この部分は発言しない方が良かったのかもしれませんね。先ほども述べましたが、そもそもどこの場所でもマナーとかモラル以前に、直火は禁止というのが常識になっていますから。問題は、使い終わった炭をそのまま浜に放置されているところでありますから。

なお、私の認識として、ドリームビーチのバーベキューの持ち込み禁止というルールの背景としては、「海の家の存在意義が失われる」が最大の理由かと思っています。再開前には、持ち込みバーベキューした人たちには、海の家の人たちが利用料を徴収していたところもありますので。

ここの問題と、使い終わった炭の処理の問題とを一緒に論拠づけて、最後には、一般常識であろう直火(直接地面に火を起こす)の完全禁止を述べてしまったところが、今回、多少の物議を醸したのかと推測されます。実際に私も影響のある記事の見出し「全海水浴場でBBQ完全禁止へ」を見て、その前提で記事を読んでフェイスブックで意見をしてしまいましたから。

まとめになりますが、本質は、小樽市内の海水浴場の将来ビジョンをどうするのかであります。昨年、市長からドリームビーチを市営で開設するための予算として1290万円が議会に計上され、その議会の質問で、私は、「ドリームビーチだけを見るのではなく、市内全ての海水浴場の環境整備とともに、海水浴場だけでなく、客船への対応や商業港としての位置づけなど含め港の利活用を全市的に進めるべきではないか」と提案しておりました。

今回は、まず海水浴場の環境整備についてではありますが、そもそも、小樽で「海の家」文化が根付かないのは、「持ち込みバーベキュー」文化が定着していること、そして自宅から海水浴場までが近いので簡単に荷物や材料を運べ込めるということもあるのかなと思います。

北海道においては、一年の短い夏の中で、海や野外でのBBQは大きな娯楽の一つとなっていますので、森井市長の言葉を借りるのであれば、「ドリームビーチに限らず、市内の海水浴場において」、BBQの持ち込みだけではなく、それぞれの海水浴場の特性をいかしながら利用者が安全に安心して楽しめる場の提供と空間づくりに向けて協議を進めて頂きたいと考えます。

 

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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