議会の資料要求に市長が出したくないと言ったら出さないが通用するのでしょうか。

本日は予算特別委員会3日目ですが、その審議開始にあたり、公明党の秋元議員が、高島漁港区での観光船事業者の施設設置に係る市の許認可についての時系列の資料の提出を要求したのですが、市長が、「備忘的なメモの扱いなので委員会資料になじまない」として判断し、資料の提出を拒んでいます。このため、13時の再開が出来るのか現在協議・調整中となっています。

以前にも、私の資料要求に際し、市長が「出したくない」と駄々をこねて資料を提出しないという事態(結局は提出することになりました)がありました。しかし、情報公開制度条例上、又は法律上でも、市の公文書は、原則公開と定められています。小樽市情報公開制度

しかし、市長は、市長の考え・判断だけで、議会側の要求に応じないことが多々ありました。今回もそのような状況であります。しかも、理由は「備忘的なメモ」だからであります。が、行政の公文書は、「公文書 実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画、写真、フィルム及び電磁 的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作ら れた記録をいう。以下同じ。)であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該 実施機関が保有しているものをいう。ただし、次に掲げるものを除く」と定義され、これには職員が職務上作成したメモも定められています。

ただし、「法令又は他の条例の規定により、明らかに開示することができない と認められる情報や、個人に関する情報であって、当該情報に含 まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報 と照合することにより、特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)又は特定の 個人を識別することはできないが、公にすることにより、なお個人の権利利益を害するおそれが あるもの」ということがあります。しかし、情報公開制度上は原則公開ですから、メモであっても個人情報に触れる部分は黒塗りで出さなければなりません。

いち首長の判断で「出したくないから」と議会側の資料要求に応じないということは出来ません。そして、いまの市長が常日頃から開かれた市政と言っているのは、なんなのかはてなマークしか浮かんできません。市政のオープン化は私も必要だと思っていたのですが、市長のその姿勢には非常に残念な思いです。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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