総務委延長戦。市側が資料作成のため再開時間は未定です。

小樽市議会総務常任委員会は、昨日の公明党の斉藤議員による人事問題に関した質疑で、市長が、平成27年度の人事案を受け取った日を、当初は就任直後(30日)と述べていたのに、就任前の28日にと突如変えたことが問題となり、その事実確認をするため中断となりました。現在、市側がそれを説明するための資料を作っており、再開時間は未定となっております。

市長のこれまでの発言経過はこちらです。
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今定例会の一般質問では30日と述べていたのですが、先日の予算特別委員会でいきなり28日と発言し始めました。

しかし、参考人の元総務部長は、「4月28日に面談をした時間・場所・目的は、手帳に記録をしているが、当時の手帳をみると、4月28日午前10時に本館2階の市長応接室で面談を行った。目的については、先日来人事の話をしているが、主な目的は、4月30日に初登庁をするので、その際のセレモニー、職員出迎えたり花束を渡したりといったセレモニーの打ち合わせをした。それから、議場での挨拶があり、挨拶は市長が用意するのか、私どもが用意するのか確認した。そのあと部長会議、記者会見と続いていたので、その1日のスケジュールの内容を確認するのが一番大きな目的。次に、5月には、臨時会に係るスケジュール、6月の2定補正の予算のスケジュールについて、それから、各部の懸案事項があったので各部からレクチャーする場面を何日か用意していたのでスケジュールを確認した。3点目、その5月の過密のスケジュールの中、臨時会があるので、副市長の人選があり、幹部職の人事も急がれるので、そういった打ち合わせするために10時に面談をさせて頂いた」と明確な根拠を示した上で述べられました。また当時は、秘書課長と総務課長が同席していました。

市長としては、「記憶が場所については覚えていないが、先日(8月9日)参考人がこられた時に、4月28日に副市長の件とご説明され、その時に私思い出したのが、副市長の件で具体的にお話しが出来たのは参考人とは一回。副市長の件は、私でございます、私にして下さいと仰いました。その時に茶封筒に私の名前を入ってませんからと話をうけた。その時の衝撃が非常に忘れられない状況です。それをその先日の総務常任委員会の時に、参考人が副市長の件と言った時に改めて思い出した。ただその件については、市長応接室の場面ではない」と述べられました。

これに対し、参考人は、「先ほども申し上げましたが、少なくとも人事案件なので、一方的に渡すことは基本的にはありません。左側が旧の体制、右側が新などと説明するのが筋なので、一方的に袋に入れて渡すことはありえない。4月28日ですが、私あの森井市長を迎えるだけでなく、中松市長を送るという仕事もあり、森井市長に10時にお会いしたあとに外に出ていく合理的理由はない」とした。

さらに、市長は、「明確に記憶がない。非常に衝撃的なことで、改めて記憶をさかのぼって記憶を思い出したが、副市長のやりとりが一番明確に思い出したが、自分自身が副市長として調整していると話がはじまり、その中で人事案があり、この中に私の名前が入ってませんからと。参考人自身が話をされているが、市長応接室でやりとりをしたことはないので、その後、帰り際だったのか、どの場所だったのかは明確には覚えていないが、人事案は就任してはじめて入るので、人事案についてはどうしますかと入ると思っていたが、最初から、副市長の件とともに人事案を示されたので、就任の時にショックの大きかった出来事と思っているので、私は就任前の4月28日だったと記憶しています」と衝撃的なことなのに記憶が明確にないとする不明確な答弁をされ、さらに、どうして28日だったのか問われ、「4月30日以降ではないので、以前に受け取ったという私の記憶で話をしているが、その中で、消去法でそんなことないだろと言われるが、就任前だと思い、29日の祝日ではないし、27日でもないので、28日だったと説明している」とあいまいな説明を繰り返しました。

この副市長の件について、参考人は、「4月28日については人事について話をしておりません。4月30日以降に人事の話をしている。その時に、市長に人事案を示したが、これはあくまでも中松体制で作りましたので、私の名前がありませんから、当然、副市長の候補になっており、そういう前提で作っている。ですから、それについてご意見を頂きたいと言った記憶があるが、私がなりますだなんてとても僭越で言えない」と述べられました。

質疑の内容は動画をご覧下さい→H280927 小樽市議会 総務常任委員会3【58:00~】

このような質疑があったのち、市長が以前は30日に人事案を受け取ったという話から28日にすり替わったことの理由や、当時の不確かな記憶のみの説明ではなく明確な理由を提出してもらうため、現在、市側が資料を作っています。

この公益通報が入ってから答弁が揺れ始めたのも関係があるのでしょうか。
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昨夜、総務部がその資料を作って市長に提示したそうですが、市長が、その資料の内容を大きく削ったため中身がなくなり、総務部が昨日のこの質疑の内容を反訳メモとしてお越し、そこから第二案を作成しているため時間がかかっているようです。第二案が出来たとしても、いつもの、森井市長の添削によってどうなるかは、議会側に示されないとわからないものとなっています。

問題は、1つには、議会における虚偽答弁、2つには、市長がわざわざ日にちを変えて既成事実化させることで市長の部下である職員を地方公務員法違反に抵触させる行為にあたらせてしまうということであります。いずれにしましても、議会側は市長の判断待ちの状態です。

今定例会は、市長の後援会関係者による漁業権のある漁港区での観光船事業施設設置許可問題はじめ、人事問題など、違法性ある問題が大きく取り沙汰されています。

ここから離れた横須賀市議会では、帆船招致の経緯についての虚偽答弁を発端に、市有地での建築基準法違反のバーベキュー問題、市長の献金者を職員として採用した問題など3件について、強い調査権限を持つ100条委員会を設置し審議がなされています。(市長らを偽証容疑で告発へ 横須賀市議会、百条委で決定 2016年09月14日 05時00分

小樽市においては、市長の後援会幹部であった元市職員を参与としたことはじめ、連発する虚偽答弁、後援会関係者による漁業権のある漁港区での観光船事業施設設置許可問題、そしてこの人事問題がありますが、小樽市議会では、横須賀市議会のように100条委の設置はしていないものの、今後もこれらの問題の解決に向けて審議がなされることになりますが、まずは本日の総務常任委がいつ再開できるのか市側の対応を待つのみとなっております。

※100条委員会とは、自治体の事務に関して疑惑や不祥事があった際、事実関係を調査するため、地方自治法100条に基づいて地方議会が設置する特別委員会です。関係者の出頭や証言、記録提出を求めることができるなど強い調査権限を持っており、虚偽の証言をした場合は5年以下の禁錮刑、正当な理由がないのに証言を拒否した場合などは6カ月以下の禁錮刑や10万円以下の罰金を科すことができます。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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