勉強と刺激を頂いた2日間でした。若市議道東研修会に出席してきました。

11月14日・15日の2日間で開催された北海道若手市議会議員の会による道東研修会に出席してきました。

道東研修会では、開催地となった帯広市の清水議員が3つの研修を設定してくれました。研修1は「フードバレーとかちについて」、研修2は「ばんえい競馬について」(現地視察込み)、研修3は「災害について」(現地視察込み)でした。

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研修1の「フードバレーとかちについて」は、民間出身の米沢則寿市長による「食と農林漁業」を柱とした地域産業政策です。まちづくりの旗印として、十勝全域とスクラムを組んで進め、まちづくり全体に展開しながら国内外へ地域の魅力を発信しているもので、アメリカのシリコンバレーになぞらえてフードバレーとかちと総称しているとのこと。

 

帯広市発しで、農林漁業団体はじめ商工業団体、大学・研究機関、金融機関、十勝の全19市町村含む行政団体の全41団体で推進協議会を立ち上げ、十勝定住自立圏の策定や国際戦略総合特区の申請などオール十勝で同じ方向を見た協力・協働の体制を構築。これが、国が盛んに言っている地方創生の考え方と同じで、それを平成22年、国が言う6年も前から先取りして着実に進められてきました。

十勝は北海道において最も人口減少が抑制されており、市税・法人税・個人市民税・固定資産税なども増加し、道内2位の住みよさランキングを誇るほどになりました。

15134339_1368801799827481_1485437306_nこの旗印の下、ブランド化・支援体制はもちろん地域産業政策のパッケージ作りを行い、人づくりの取り組みを強化。年間1000万円の事業費により、海外に出て勉強する人を支援し、戻ってきた人たちが今度は中学生に対しプレゼンをし、人づくりの循環をどんどん行ってきています。

この取り組みはもちろんなのですが、お話しをして下さった職員の方が、「市長の考え」と言いつつも、自分自身の取り組みとして自信を持って発言され、そして楽しそうに話す姿が何より印象的でした。小樽市役所で、市長の考えがここまで浸透し、こんなにも自身を持って発言出来る人はいないでしょう。市長の考えが何か分かりませんから。

今まさに広域的な視点で地域の創生が必要な時に、オール十勝の考え方取り組みは大変勉強になりましたし、刺激を受けました。小樽市においては、オール後志で後志の強みを活かし地域産業を活性させ、この地域で子を産み育てたいと思ってもらえるような政策を打ち出していかなければなりません。この研修会を受け、今後、より一層勉強し、頑張っていきたいと思います。

15102153_1368801849827476_740573128_o研修2の「ばんえい競馬について」は、昭和28年に、帯広市・旭川市・北見市・岩見沢市の4市がそれぞれ主催する市営競馬として発足。その後、4市による競馬組合を作り経営の合理化を図り、売上によって地方財政や地域経済に大きく貢献し。唯一のばんえい競馬として道民に親しまれてきた施設です。が、バブル崩壊後、券販売額が急減。大幅な累積赤字が計上され平成18年度をもって廃止されることとなってしまいました。

しかし、一旦は存続困難として廃止の方向で動いていましたが、全国のファンなどから存続要請を受け、民間企業などからの支援が得られることとなり、平成19年度から帯広市単独で「ばんえい十勝」とし現在に至ります。この間、民間企業による営業も厳しい時期もありましたが、様々な取り組みを行い、税金投入がなくても黒字経営となっています。今はまだ一般財政への貢献度も少ない状況ではありますが、着実に進展しており、馬場文化の継承をしっかり行っていくとの力強いお話を伺えました。

小樽市においては公営ギャンブル場はありませんが、公営施設がいくつかあり、問題があります。この「ばんえい競馬」での取り組みを学ばせてもらったので、当たり前に税金を投入していることに疑問を持ちしっかり調査研究し、小樽が抱える施設があることにより、小樽市の歳入が増えるという構造を作り出せたらと考えています。

15102053_1368801883160806_978481914_o研修3の「災害について」は、今年8月に直撃した台風10号により大きな被害を受けた清水町で、当時の状況や復旧への対応について学ばせて頂きました。9月30日の被害状況は183億1,900万円、行方不明者もまだ2名。一級河川ではなく小規模の河川が氾濫し、道路・橋、農場などに被害が拡大し、全壊する施設もいくも発生しました。この状況下で、清水町は合併を経験しており、支所との連絡がとりづらい、道路崩壊により直接出向けないなど、行政組織としての連携が難しく、防災マニュアルなども見れるような状況でもなく、その場その場で判断せざるを得なかったとのこと。

その中でも躊躇なく早め早めの対応を行い、人命順守を第一に防災無線やメールで勧告指示を行い、伝わらない家には動ける職員が個別に回り対応。河川の氾濫により一つ区画が違うだけで表だって被害がわからないところもあり、「自分は大丈夫」という人への対処も大変であったとのこと。また、清水町は、災害に強いまちを誇りにしており、災害への経験値がなく職員の戸惑いがあり、防災計画の見直しが必要だと反省をされているようです。また、情報収集の大切さを実感したことなど、当時のことを細かく教えて頂けました。

また、議長も同席して下さり、当時の議会・議員の動きについても教えて頂けました。災害当時、様々な会議が予定されていたものを中止、執行部への仕事を増やすまいと議会として議員としての活動を行わず、いち地域住民として町民の立場で活動をしたということを教えて下さいました。

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私は、東日本大震災が起こった2011年の統一地方選で市議会議員になっており、この間、九州、そしてこの地域の台風災害などを見てきました。九州には現地へ入ることは出来ませんでしたが、東日本とこの地域には入りました。これらの経験から常日頃、何かあった際に議員として何をすべきで何をしなければならないのか自問自答をすることがあります。今回まさにその当時のお話しを受け、小樽市議会の中で、まずはもしもの災害の時への対応としての備えを議会議論で深め、もしもの場合には率先して地域活動を出来るように備えていかなければならないと改めて感じました。

この2日間、実り多い研修になりました。今後、議会議論へ反映するとともに、より一層の調査研究を行い、「誰もが笑顔で明るい豊かなまち」を目指して頑張ります。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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