決算特別委で何を審議するのか (小樽市の財政は?)

昨日より4日間の日程で決算特別委員会が始まりましたが、市民の皆様には、「この前議会終わったのに何を審議するの」という疑問があると思います!簡単にご説明しますと、平成26年度(平成26年4月〜平成27年3月)に市民の皆様から頂いた税金をどのように執行した(使った)のかをチェックしているということでございます!

そこで、まず、平成26年度の小樽市の財政についてご説明したいと思います!小樽市では、家庭でいう一般的な会計である「一般的会計」のほかに、港湾整備や国民健康保険、介護保険、産業廃棄物処分など特定事業に限定した特別会計を9つ、病院や水道など企業経営の観点を取り入れた企業会計を4つ設置しています!

平成26年度では、それぞれ一般会計は556億円、特別会計は351億円、企業会計は345億円の歳出(支出)で、一般会計の支出は25年度と比較すると43億円減りましたが、企業会計は88億円増えまして、全会計合わせると、小樽市の総支出額は1,252億円で、前年度より45億円の支出が増えました!企業会計が増加した主な要因は新病院の建設です!

決算特別委員会では、この中身について、収入がどうであったか、支出がどうであったかを質問したり、総合調整権を持つ首長以下執行機関である行政が、首長と同じ公選で選ばれた議員で構成する議決権を持つ議会として、毎年度指摘していることをしっかりしているかなどをチェックしていくのです!

首長は、予算編成権を持ち、あらゆる権限を持っていますが、それを執行するためには、議会の議決がなければ出来ませんので、故に、二元代表制の下、首長と議会は対等で均等であり、時には牽制し、時には手を取り合って進めるということであります!でなければ、首長が、市民の負託を受けたからと言って、自分の言うことが絶対だと暴走してしまうと問題ですから、その監視機関が存在する、民主主義の日本の法律で定められているのです!

さて、話がそれてしまいましたが、小樽市の財政です!さきほど総支出額は1,252億円と述べましたが、様々な会計のことを混ぜてしまうと分かりずらくなりますので、一般的な行政サービスを行う「一般会計」について触れます!この「一般会計」の平成26年度の支出額は556億円ですが、過去の新聞記事などで赤字だ黒字だと色々と取り沙汰されていましたが、26年度は黒字でありました!24年度と25年度は、財政調整基金という一般家庭で言う預金を取り崩しての黒字でしたが、26年度は取り崩さずに黒字という結果となりました!

その財政調整基金は、平成16年度から枯渇しました!いわゆる預金ゼロ状態が7年間続いてきましたが、平成23年度から積立を行い、平成26年度決算で19億800万円の預金残高を残すことが出来ました!ただし、今回の第3回定例会で除雪予算が約12億円と編成されましたが、過去5年に渡って毎年度補正をしているわけで、今年の冬もまた例年並みの降雪であればこの預金からお金を持ってくるしかないというのが現状です!

ちなみに、黒字ということではありますが、平成14年度から平成23年度までの間、その財政調整基金が減少し枯渇したため、冒頭述べた企業会計や市民の皆様から寄付を頂き積み立てた特定目的資金基金のお金を借りて不足する財源を補填してきました!これが平成26年度末で合計42億円もありまして、いまだ、苦しい財政状況であるということでございます!なお、過去に借り入れた借金の元金と利子分の残高もありまして、平成26年度末で、一般会計609億9,000万円、特別会計91億8,000万円、企業会計463億7,000万円で合計1,165億円となりましたが、平成25年度と比較すると11億8,200万円減少し、新たな借金額を含めてませんが今後も減少する予定です!

このような状況の中、では支出の中身はどうなっているのかというところですが、一番多いのが民生費で239億円と43%となっています!民生費とは、児童・高齢者・障害者などの福祉施設の整備・運営費、生活保護費などが含まれています!次いで職員給与費が82億円で14%、そして先程来述べている借金の返済のための支出となる公債費が61億円で10%という状況です!義務的にかかる支出が半分以上もあり硬直化していると言われるということです!

その中であっても必要最低限の行政サービスを行っているわけで、とりわけ私は教育費の増額を訴えてきていることから、決算特別委員会でも様々な質問が出るということでございます!今後の小樽のため、我々世代がしっかり行動し声を出して、将来に責任を持っていくということが必要であると思っています!ですので、今後も小樽市の財政がどうなっているのか簡単ではございますが、多くの皆様と共通認識を図りながら、限りある財源の中で、私たち市議会議員もいち住民として、多くの市民の皆様と支え合ってより良いまちを作って参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!

Facebook Comments

最近の投稿

最近のコメント

Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり