言行不一致の市長に最後通告。「何も見出せず時間ばかり経過」する市内公共交通問題。

前回の平成29年小樽市議会第2回定例会で表面化してしまった小樽市の公共交通問題について、言行不一致な市長に対し事業者から最後通告とも取れる公文書が市に提出されていました。昨日6日(木)付で市から市議会に配布された建設常任委員会資料で明らかになりました。

まず、この問題は、小樽市に本社を置き市内一円くまなく路線を巡り長きに渡って市の公共交通を維持確保を担ってきた中央バスから、市に法定協議会の設立をとの要請があったことからです。

「地方公共交通活性化及び再生に関する法律」において、地方公共団体は、公共交通事業者等その他の関係者と協力をし、相互に密接な連携を図りつつ主体的に持続可能な地域交通網の形成に取り組まなければならないとなっています。

前体制においては、5年前から定例会議の場において協議が積み重ねられ、森井市長就任後も昨夏までの間に十数回にわたって申し入れがなされました。しかし、森井市長体制において市内バス路線に対する取り組みが遅々と進まず、前回議会でも問題となった中央バスと市長とのトップ会談が持たれました。

この中で、中央バスからは、法定協議会の早期設立とふれあいパスの事業者負担解消について要請がありましたが、市長は、その定例会の答弁において「(ふれあいパス)について言及そのものが無かった」と、平気で虚偽答弁をしました。これには事業者も「異なる答弁」と抗議しています。

また、さらに、市長は、事業者の要請に対し「赤字覚悟の事業を事業者が無条件で受入れなければ協議会を開催出来ない」「市全体の協議会開催には時間がかかる。急がば回れだ」と社会通念上、到底理解し得ない発言をし、事業者から一層の不信を招きました。

本質の問題は「法定協議会の早期設立」ですが、市長はその後の文書の回答においても、市議会での市長公約に対する答弁と同じように、抽象的な表現ばかりで、さらには、何ら明確な根拠も示さずに銭函地区をモデル地域に選定し調査・研究をするという回答。

小樽市議会の答弁でもこの2年間、自身の公約でありながらも具体的内容についての質問にずっと調査・研究を繰り返してきましたが、対民間事業者にも同じように先延ばしする対応。これまでの議会がどんなに優しかったのか市長は理解するべきでしょう。

これら市長の言動に対し、事業者から「何も見出せず時間ばかり経過するだけ」と見切られ、「路線の改廃等の抜本的な見直しを進めざるを得ない」と最後通告とも取れる公文書が提出され、6日付の資料にも示されました。そして実施の際には市の関係部局に通知されるだけとのこと。

このまま森井市長体制が続くことになれば、地域の公共交通は守られることなく、より一層問題が大きくなることになります。なお、今月には、この問題における建設常任委員会が開かれる予定です。市長の答弁に注視されます。

最近の投稿

最近のコメント

Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

4 thoughts on “言行不一致の市長に最後通告。「何も見出せず時間ばかり経過」する市内公共交通問題。”

  1. 中央バスバスの問題について、中央バスは小樽市を中心に発展してきた会社であると同時に、小樽市民の足として今まで大変市民に貢献してきたと、小樽で生まれ小樽で育ったものとして、大変感謝しております。市長も現在の状況を把握し、市長の後援会団体に偏った、自身の態度補反省し、職員をはじめ、市民、議会とよく協力し改善すべきことは改善し、小樽市のために頑張ってもらいたいものです。市長はまず反省することから始めてください。いつまでも自分の思うとおりに事は進むことはないのですから。

    1. 岡田昭正様

      仰る通りと思います。
      だからこそ、事実を発信し、市民の皆様にも事実を元に客観的に議論頂き、声を出して正してもらいたいという思いであります。
      これからもしっかり情報共有して参りますのでよろしくお願いします。

  2. 路線再編は必要。
    小樽駅前~手宮間で6路線走っています。
    同じ方向へ2~3台連なって走るダイヤの見直しも必要。
    ウイングベイオープン、市立病院移転、済生会病院移転して路線が複雑になってきている。
    もっと分かりやすい路線に出来ないのか。
    年寄りが多い小樽市で座席の少ない小さいバスも問題では?
    小さいバスでは年寄り同士で座席の譲り合いをしている。
    小樽市の年寄りはタクシーを利用している人が多い。
    だから中央バスは赤字になるのでは?
    座席の多い大きいバスの導入を中央バスに伝えて欲しい。
    小樽市民バスを利用してもらうには中央バスも努力が必要。
    まだまだ殿様商売から抜けきれていない。

    1. on 様

      そうなのです。だからこそ地域公共交通をどうしていくか協議しなければならないのです。
      中央バスは札幌で商いをし、小樽の赤字の補填をしてるというところです。
      殿様商売であるならば、とっくに小樽の赤字路線は切り捨てられてるとおもいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です