市民不在のきめ細やかな除排雪。貸出ダンプは利用制限、地域総合除雪は業者目線。

先週の金曜日の8月25日、メディアで大きく取り沙汰されている中央バスとの地域公共交通における問題と、9月議会で計上される除雪費の制度設計を質疑するための緊急の建設常任委員会が開かれました。この中で、市は、貸出ダンプ制度は利用制限し、地域総合除雪業務委託の代表要件変更することを決めたと報告しました。

貸出ダンプ制度の見直しの検討は5つあり、そのうちの一つが、現行2回まで利用出来るものを、道路と積雪状況によって制限をするというものです。各町会の皆様が自主的に地域の冬の足場を確保するために除雪費を団体が、排雪費を市が補助する地域協働事業が、いとも簡単に崩されることになりました。

また、一部の組合への利益誘導と指摘されているダンプトラックの配車方法の検討も引き続き継続されるようです。これらは市民にとってどう良いのか、「きめ細やかな除排雪」を公約に掲げた市長の市民不在の除排雪事業の改悪は毎年続けられようとしています。

また、地域総合除雪の業務委託に関しては、これまでの業務主任の要件を満たす技術者が2名以上から1名以上に、入札参加資格者名簿においてこれまでの「土木」A1、A2ランクもしくは「ほ装」の総合評点1,100点以上の者に加え、経審の経営状況分析評点Yに相当する点数が700点以上の者が追加されました。そして市発注のこの業務の履行実績があることという条件が排除されました。

 

なお、経審とは、経営事項審査のことで、国や地方公共団体などが発注する公共工事を直接請け負う建設業許可業者が 必ず受けなければならない審査制度であります。その中のYは、経営状況を審するもので、負債抵抗力」「収益性・効率性」「財務健全性」「絶対的力量」の4つについて、 それぞれ2指標ずつ、合計8指標から評点Yを算出されます。

言うなれば、履行実績があることが排除されたことにより、技術者が一人いて、Y点が700点以上あれば、共同企業体の代表者になり入札に参加出来、落札すれば今冬の除排雪を担う業者になれるということであります。市長は一貫して将来を見据えて多くの業者が関わるようにしたいとおっしゃっていますが、その見据えた将来がどういう状況で現在の業者がどうなっているのか一切示さず、ただ関わる業者を増やしたいと言っています。

これは、業者を増やしたい⇨ある特定の業者が関わるようになれば良いと言っているようにしか聞こえず、冬の市民の生活のために長期的視点に立った除排雪体制づくりとは程遠いものとずっと疑念を抱いています。

 

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

4 thoughts on “市民不在のきめ細やかな除排雪。貸出ダンプは利用制限、地域総合除雪は業者目線。”

  1. 今回の除雪に関する業者の選定条件の改正は、議会において適切に審議を行い変更されべきであると考えます。あまりにも市民議会を無視した市長の態度に怒りを覚えます。自分の関係者を優遇する姿勢、法律違反をも関係者であれば許す姿勢に、市長としての人格を疑います。即刻辞任していただきたいと思っている市民は多くいます。
    市長の横暴を許さない議会の対応を期待しています。

    1. 岡田昭正様
      はい!そう頑張りたいのですが、結局は答弁濁され質問時間がなくなり最後まで詰めきれず終わっているのが現状です。
      辞任を求めていかないと、どんどんひどくなっていくと私も危機感しかありません。
      ただし議会も一筋縄じゃいかないのがこれまでの空転の結果からも見て取れますね。いずれにしても出来る限り頑張ります。

  2. 市長の横暴を許さないよう頑張ってください。今年の除雪の状態は本当にひどい状態でした。来年も同じことがないよう祈っています。

    1. 岡田昭正様
      コメントありがとうございます。
      結局、現場が計画通りにしようにも、どこぞの方が現場をパトロールに回って対策本部でストップさせたり
      わざわざ現場に出向いて中止を示唆するような状況ですからね、ひどくなっていると判断されても致し方ありませんね。
      それでなくても100パーセント満足行く除排雪は難しいのに。

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