並木病院局長の手腕。協会病院が分娩再開へ。

市長が口を開けば答弁調整・空転、市長が動けば後援会による違法な行為に発展するなど混迷を極めている小樽市ですが、二代前の山田勝麿元市長時代に交渉し事業管理者(病院局長)に就任した並木昭義局長(札医大)の手腕によって、来春から協会病院に産婦人科医の派遣が決定したという久しぶりに明るい話題が降り注ぎました。

並木局長は、同大学医学部附属病院院長、北海道総合保健医療協議会副会長を勤め、市立小樽病院の初代麻酔科医長の勤務の経験があり、2009(平成21)年度から当時の山田元市長時代に病院局長に就任しました。

当時は、病院事業の全責任を市長が担う地方公営企業法の一部適用による病院事業が行われていました。公立病院の経営悪化が著しく、また二つの病院を統合新築させるために、一部から全部適用を行い、病院経営経験のある並木氏に着任してもらったという経緯があります。

その手腕はもとより人望の厚さ人柄から、医師の退職による診療科休止が相次ぎ火だるま状態であった小樽市立病院の再建を進めてこられました。また、これまで周産期医療の再生を目指し動かれてきましたが、今回、札幌医科大学から6名の産婦人科医のうち2〜3名が派遣されることが決定しました。多くの関係者のご協力があってこそですがまさに並木局長のお力添えが十二分に発揮されたものと思います。

今後、調印式などが進められていきますが、協会病院での施設改修などは小樽市を含めて北後志の市町村で支え、その後、分娩取扱の再開が予定されています。森井市長は、「安定した周産期医療実現に向けて、産婦人科医の働きやすい環境を整え、支援を強化します」と公約に掲げましたが、これまで何ら努力をされてきませんでしたが、この棚ぼた的な小樽市の最大の懸案事項の一つの解決に自らの実績として標榜することになるでしょう。

まさに昨日の本会議開会前に、わざとらしく並木局長の方へ向かい握手をする姿を見せていましたし、この事実において市長としてコメントを出す出さないの一悶着もあったようです。

いずれにせよ、再開の目処はついたあと、市がこの小樽市の未来のために、どのような支援措置を行っていくかが問われます。産める環境を整えることだけが、子育て支援ではありません。産まれた子どもたちがいかに安心安全に育ち、そしてより良い環境で過ごしていけるか、これが自治体としての責務であります。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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