人件費3,700万増の組織変更は安斎の質問がきっかけと言いますけど。

本日から予算特別委員会の審議がスタートしましたが、本来は総務常任委員会に付託されている組織変更に関わる条例改正案について、予算特別委員会でも質疑がありました。

この中で、今回の組織改革のきっかけとして、市の答弁で「平成28年の1定で、安斎議員から、縦割りの弊害や多様化するニーズに対応出来ていないという提案を受けて」と述べられました。確かに私は組織変更が必要だと問い提案しましたが、人件費が増額するような組織変更をすべきとは一切言ったことはありません。

これまでの質疑内容と私の考えについて、今年3月にブログにおいて記載しておりますが、一部再掲します。

———–再掲(始まり)———–

平成29年度から一部組織改変。ようやく出てきた市長の考え(2017年3月7日)

先日の3月1日の私の質疑及び一般質問において、兼ねてより私が提案していた市役所の組織改変について、ようやく市長の考えが出てきて、平成29年度から一部実施される方向が示されました。まず、私がどういう背景でこの組織改変について提案したかですが、昨年の平成28年第1回定例会の代表質問で以下のように質問しました。

「先ほど来述べているとおり、除排雪体制しかり上下水道しかり、人口減少は避けられない状況の中、 持続可能な都市環境、都市インフラの再編・構築をしていかなければいけないと思っています。市長の 言う幸福度の高いまちをつくるためには、人口減少対策に取り組みつつ、一時的には減少してしまう小 樽市人口に鑑みた行政インフラの配置、撤廃に英断を下すときが迫っています。いかにみんなが幸せに なる持続可能な仕組みにしていくことこそ必要で、自治体の首長がしっかり方向性を示し、リーダーシ ップを図るべきと考えますが、いかがでしょうか。

また、人口減少や少子高齢化という大きな課題を抱えるとともに、グローバル化が進展する時代の中 で行政に求められる市民サービスも多様化しておりますが、それに加えて国からは、総合戦略や公共施 設等総合管理計画、道路や橋梁などの長寿命化計画などとさまざまな対策を講じる際に、大量の計画の 策定を求められています。計画の策定以外にも縦割りの行政組織として、議会質問でも部の横断的な質 問があると、どこが答えるといった場面を何度も見てきました。

また、他都市では多様化する行政ニー ズに対応するため、先ほど例を挙げたように、あらゆる子育ての課題を解決するための横断的な組織づ くりとして、子ども部、子ども・若者部を設置したりしています。 一部の例だけを出しましたが、これらを含めたことからも、小樽市の現在の縦割りの組織では時代に 合った組織運営になっていないなと感じています。人口減少社会の中で、より効率的、効果的に小樽市 役所組織を運営するには、組織・機構の変貌が求められていると感じていますが、市長の御所見を伺い ます」と問題提起とともに質問しました。

この時の市長の答弁は、「持続可能な仕組みについてですが、まず、市民幸福度の高いまちをつくるため、人口に鑑みた 行政インフラの配置、撤廃について方向性を示すことにつきましては、現状ではそこまでの視点を持ち 合わせてはおりませんが、それぞれの地域においてまちづくりが充実するように本市として取り組んで まいりたいと考えております。

次に、市役所の組織、機構の見直しにつきましては、私としても現状は行政ニーズの多様化に伴い、 一つの部局で解決できない課題が増加している傾向にあると認識をしております。このようなことから、 平成 29 年度に全庁的な組織改正を行いたいと考えており、これに向け新年度に担当職員を総務部に配置 をして、その準備に当たらせたいと考えているところであります」ということでありました。この後、平成28年度に担当職員が配置され、組織改正に向けた動きが本格化されました。

そしてこの後、担当職員が全庁的な組織改正に向け調査を行ってきたのですが、この年の平成28年9月28日の総務常任委員会で平成29年度の全庁的な組織改正は諦め30年度に行うと方針が変更になったことが明らかになりました。ここで私は市長に組織改正で何をしたいのか問い質しました。

安斎「市役所の組織機構改革をするというが、まず市長として、組織機構改革をする理念、なぜ組織機構改革をするのか、市役所をどうしたいのか伺います」と伺いました。

市長「以前は財政健全化が一番の目的でした。部を減らす、合理化するということだったと認識している。それに伴って課題や非効率的だったり、ひずみが表れていると認識しているので、それを改善したいが一点。市として抱える大きな課題、市民にとってわかりやすい環境を作る、これから市役所機能を高めるために市民の皆さまの役に立つところをつくる。そしてもう一つは、職員自身がよりやりがいを持つ、働きやすい、仕事のバランスを改善できればと思っている。私の中ではその3点、理念というか、それが目的、目標」と3点挙げられました。

安斎「組織改革を進める上で、これ原課が73項目にわたって課題を積み上げたけど、じゃあ俺たちは何をしたらいいかわからない、だから、市長として、一番は何のためだと掲げ、そのために何をしていくかを原課に伝えないと良くない。じゃあ、市長として何をするか。30年度に実施することも、73の課題を解決するのは難しい。30年度、29年度目途に、グループ制の導入などをすべき。なぜかというと、ここで大きく部を再編したり新設したりしても、この市役所庁舎では難しい、ひずみが出る。次期総合計画を作る上で、新庁舎を考えながら、市民のために役に立つ組織改革を行って欲しいと思う。30年度の部の昇格、統合再編は据え置いて、今は、まず近々に取り組まないといけない子育て・福祉の部分をグループ制導入して連携させるとか、企画にパワーバランスが大きくなっているのでグループ制導入して連携させるなどをすべき。その中で、市長は、どういう優先順位で、29年度のグループ制の導入を行っていくのか」と私の考えを含め再度質問しました。

市長「どういう優先順位かはこれからの協議になると思う。担当含め打ち合わせの中で、29年度に優先して出来ることを進めるべき」と自身の考えはなく、担当者と打ち合わせして決めるということでした。(H280928 小樽市議会 総務常任委員会3

———–再掲(終わり)———–

ということで、市長の考えは一切なく、組織改革をしたいが目的で中身が何もありませんでした。そして私が提案したことや質問にも全て協議・協議でした。

そもそもの私の考えは、30年度の部の昇格、統合再編は据え置いて、今は、まず近々に取り組まないといけない子育て・福祉の部分をグループ制導入して連携させるとか、企画にパワーバランスが大きくなっているのでグループ制導入して連携させるなどをすべきであります。今回の市長による組織改変はボトムアップから選ばれたものをいくつか提案してきていますが、結局は、部をつくり、課―係を増やしているということです。これでは、ただただ組織を肥大化させるだけであると考えます。

グループ制というのは、「事務事業の執行に最も適した体制を柔軟にとることができ、事務配分の合理化 と繁閑が調整され、職員の流動化が図られます」というメリットがあります。今までそれぞれ2人と3人の2つの係があったものを1グループにして事務配分の調整を行い、5人のところを4人にできるようなこともあり、各自治体では平成初期から導入を進めているところもあります。いずれにしましても、現市長が就任してからそもそも組織が崩壊され、降任希望や早期退職が続出し、ある一つの物事だけトップダウンで無理やりさせ、興味のないものは職員任せ、そして全て職員の責任に転嫁させる人の下での組織変更はすべきではなく、大きな改革は新市長とともに新庁舎と総合計画、都市計画含めた総合的なものとするべきであると考えます。

 

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

2 thoughts on “人件費3,700万増の組織変更は安斎の質問がきっかけと言いますけど。”

  1. 組織改革、縦割り行政の改革が審議され、実現に人件費の増額が言われていますが、縦わり行政の弊害のもとは、森井市長のはじめ、市長に取り入り媚びを振る幹部職員が多く見られるからです。正しいことも正しいと発言できない職員が多数、やる気をなくしていることが一番、市の仕事の弊害になっています。市長が考えを改め、お友達ばかりの姿勢を改め、市政の運営に当たれば、職員も活気を取り戻し、市政は安定し、市民のためになり、無駄な組織改革は必要がなくなります。改革するなら、まず市長の頭から改革してください。実施できないのであれば、無駄遣いばかりで小樽市のためにならない市長は自分から身を引くべきです。

    1. 岡田昭正様
      コメントありがとうございます。まさに仰る通りだと思います。
      明日は総務常任委員会で組織改革について質問します。

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