波乱の1定?退場者2名の初日提案説明。懲罰の謝罪文読まず休憩へ。

本日21日(水)10時から平成30年小樽市議会第1回定例会が開会され、市長の提案説明と教育長の教育行政執行方針が行われましたが、その後の昨年12月の第4回定例会以降審議されていた懲罰特別委員会における議事の中で、議長の静止に関わらず傍聴者2名が怒声をあげ続け退場し議場は不穏な空気となりました。

平成30年小樽市議会第1回定例会市長提案説明は⇦のリンクからご覧下さい。この中で、森井市長の公約関連で街路防犯灯のLED化についてありますが、昨年の平成29年第2回定例会において、私は、「次に、LEDについて、就任後予算化を図ると言っていましたが、市長就任前の選挙前には既に新聞 や議会議論でこの話が出ていたのですけれども、そのようなことも知らずに公約に盛り込んだというのだったら、無責任な公約なのではないかと思います。それについて説明を求めます。2年前の質問で、 私もどういうふうに改善していくのかというお話をしましたけれども、市長は検証していくというふう に答えていました。今回対象となっていないナトリウム灯も対象にしてはどうかなというふうに思うの ですけれども、これについてお聞かせください」と指摘した上で提案をしましたが、これが予算化されました。

市長公約はあくまでも中松市政時に計画した白熱灯のLED化の改修で、しかも就任後にそもそも予算化されているものを予算化するという考えであったとのことですから、新年度予算で私が提案したナトリウム灯などのLED化の助成を行うことは評価しますが、非常に無責任な公約であったことは露呈されています。

次に新年度でも既存借上公営住宅事業を継続するための予算が計上されていますが、これも私が平成23年9月の建設常任委員会で「私としては、空き家になっている民間住宅を市が借り上げて、そして市営住宅として供給する借り上げ 制度というのはいかがかと思って考えていました。(中略)若い人も、やはり小樽に仕事があって小樽に住みたいという人も多いの ですけれども、民間の家賃だとすごく高いのですよね、やはりその所得にすると。ですので、住宅に困窮するそう いった低所得者に適切な住宅を提供するという取組として、借り上げ制度を導入してはどうかと思っているのです が、この点について、御見解をお聞かせください」と提案し、その後1期目最終年度にその既存借上の導入が進まれることになり、昨年度から予算計上され継続予算となりました。

また、平成26年9月の決算特別委員会で公衆トイレについて、「公衆トイレについては、昔から4Kというのですか、暗い、汚い、くさい、怖いという悪い評判があったという のがいろいろネットなどでも書かれておりまして、そういった時代もあったのかと思う反面、小樽市内にもまだあるなと思っております。(中略)やはりそういった施設が観光地や地域にあると、人が集まるところにはトイレが必要 だと思いまして、そういうふうにきれいに衛生管理、監視等やっていただけたらと思い、この質問をさせていただ きます」と問題提起しました。

そして「小樽市の公園にあるトイレは結構タイルで花とかやったりとか、いろいろな模様があって結構おしゃれだと いうところもありますが、やはり中へ入ってみると、そういった老朽化した施設的な部分で窓がなかったり、換気 口がなかったりとかするので、その部分が少し残念だと思っています。せっかく毎日3回とかやっているところも ありますし、運河周辺に関しては観光客もいらっしゃって、やはり民間施設のトイレになかなか入りづらいという 人もいるみたいなので、そういったところをしっかりやっていただきたい」と提案していました。それもあってなのか、その後、公衆トイレの洋式化整備計画が作られ、株式会社ニトリの1億円の寄付によってようやく予算化されました。

このほかにも新市民プールの複合施設での建設や小樽市抽象企業振興基本条例など、少ない部分かもしれませんが政策提案をし制度化・予算化されているのも少しずつ出てきました。

さらに平成30年小樽市議会第1回定例会教育行政執行方針においても、樽っ子学校サポート事業についてニーズの高まりから支援体制を強化するとのこですが、これについては平成24年第1回定例会で、「教育長は、2月 22 日の北海道新聞の記事「中松市政2年目の課題5」で、「小樽の教育環境が充実す れば札幌圏からの移住者が増える可能性もある」と述べていますが、私も同様の考えで、小樽の将来を 考えると教育を改革しなければならないと思っております。 横浜市では、地元の大学生と連携し、アシスタントティーチャー制度を設け、学級の授業で大学生を 配置し子供たちの学習サポートをしている取組があります。教育関係者から伺いましたが、この制度の 導入により横浜市の学校の学力が向上しているなどとの結果が出ているとのことです。 小樽市内には小樽商科大学がありますし、小樽市とは包括連携協定を締結しています。この連携協定 では、人材派遣や情報などを活用し、地域が抱える課題の解決や地域活性化を目指すとしていますので、 市の教育力と学力の向上のためにも連携するべきと考えますが、いかがでしょうか」と提案をしておりました。

また、コミュニテイスクールも新年度から稲穂小でスタートしますが、これも平成24年第3回定例会において、「小樽市では、従前から地域による学校支援ボランティア制度の取組が行われていますが、今年度はさ らに小樽商大の学生による樽っ子学校サポート事業が始まり、学校、保護者、地域が協力して子供たち のための教育に力を入れているところであります。ただし、一部の学校では率先して活用されている状 況ではありますが、全市的な取組には至っていないというのが現状であります。 しかし、この学校支援ボランティアや樽っ子学校サポートなどの取組は、文部科学省によるコミュニ ティ・スクールの考えに沿った動きの第一歩であると考えています。 小樽市は「市民との協働」「市民力の活用」を大きく掲げていますが、小樽でのコミュニティ・スク ールの導入もその考えに沿うもので、小樽の教育を地域とともに、小樽にしかない、小樽でしかできな い教育の場をつくっていくために、このコミュニティ・スクール制度を導入し、学校を地域に開き、保 護者や地域住民などの協力を得ながら、三者が連携して、よりよい学校づくりを目指す取組を小樽市教 育委員会がバックアップする必要があると思います」と提案しており、新年度は稲穂小、そして次々年度にはさらに拡大される見通しとなりました。

このほかにも、ALTの増員がありますが、これは平成24年12月の予算特別委員会で、「毎年度2名のALTがいるということなのですけれども、もう少し増強して、もう少し多く授業などの触合いを してもらいたいという声がありました。予算の絡みもあると思いますけれども、もし英語教育に重点を置いていた だけるのであれば、そういったところを含めて、今後、新年度予算や教育施策に生かしていただきたいと思うので すが、これについてはいかがでしょうか。達成状況も個人差があると思います。私も留学した経験があって、日本の中にいて英語を勉強するのと、英語の 中で英語を勉強するのとはやはり全然進歩が違いますので、子供たちには英語に触れる機会を多くつくっていただ きたい。触れなければどんどん忘れてしまうし、中学生になると特にしゃべることが恥ずかしくなってくるので、 小さなうちからそういったところに触れられるようにしてもらいたいと思っています」と提案しており、1期目からの政策提案が着実に実行されてきております。

さらに、小樽市が平成21年度から行っている小中学校適正化基本計画について、平成29年度の前期計画の成果と課題をとりまとめ検証し、その結果後期計画に生かすとのことですが、私は、かねてより主張しており、平成28年7月の学校再編特別委員会で、「先ほどいただいた資料を見ると、平成29年度時点での編制表を見させていただくと、高島小学校が9学級、手宮 中央小学校9学級、花園小学校9学級などとなっていて、幾つかの学校がやはり望ましい学校規模にならなかった と。そのような状況の中で、また新たに学校再編して、いろいろな意見がある中で進めていっても、望ましい学級 数にならない学校が多いのに、なぜそれを進めていくのかというところが市民の方々の疑念になるということにな ると思うのです。だから、その点の説明をしっかりできるようにしなければいけないと私は思っているのですが、 これについて、後で数字を聞かせていただけるということなので、後ほど聞かせてください。 なぜこれを、今、意見と言わせていただいたかというと、この小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本 計画の9ページのところに①、②、③とあって、③のところに、「本計画の期間中に児童生徒数の大きな変動や国 の制度改正などがあった場合は、必要に応じた計画の見直しを行います」となっているのです。だから、計画どお り進めるのはいいのでしょうけれども、やはりある程度の段階でちゃんとPDCAチェックをして、新たな後期に 入っていくというような形が私はいいのではないかなと、根本はこの計画で私はいいと思うのです。ただ、その進んでいる中で、いろいろ状況が変わっているので、そういった中でチェックしていかないといけないのではないか なと考えているのですけれども、これについていかがでしょうか」と指摘しており、ようやくその指摘していた通りの検証と後期への突入になることになりました。

今回の新年度予算と教育行政方針においてほんの一部ですが、私が議論してきたことが制度化されているように、目に見えづらいですし、昨今の森井市政と議会の対立でただ揉めているという印象しかないようにあると思いますが、その中においても政策議論をしているということはご理解頂けたらと思いますね。

なお、このように私の質問や提案から制度化予算化されたものが含まれた提案説明と教育行政方針が示されたのですが、奇しくも、石田議員が昨年12月の議会で、私を含む、市長の再度の辞職勧告決議を提出した議員に対し「もう、3年近くなりますが、その公約のうち、一つでも実現できましたか。私の知る限り、そんな話聞いたことがありません」などと述べたことが懲罰の対象となり議事が行われました。もう少し調べてご発言されていれば、無駄に議会を休会することなく、そして人件費も電気代などもかからなかったと思います。退場された市民の方が、議場を立ち去る際に、石田議員を除いた市議会議員全員に対し「無駄に時間を使って」などと吐き捨てていきましたが、何とも理解しかねます。

ただ、その懲罰委員会で求めた謝罪文を石田議員は読まなかったことから、議会が休会し新たな懲罰が審議される状態となってしまいました。さらにこれに関して、議長の静止に関わらず傍聴者2名が怒声をあげ続け、退場する事態となり、議場は不穏な空気のまま初日から閉ざされてしまっています。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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