矛盾溢れる根拠不十分な税支出の新年度予算。何で?が消えません。

3月1日から予算特別委員会の審議が行われていますが、4日間(総括・総務・経済・厚生)で質疑がされればされるほど矛盾が溢れる根拠が不十分な税金の支出が目立ちます。しかも将来の小樽の質問になると何ら明確なビジョンもなく、本当にこのままで良いのかの疑問が大きくなるばかりです。

まず時期的にもなのですが、森井さんが市長公約として掲げた「きめ細やかな除排雪」です。平成26年以前より改善したと豪語するのですが、本当にそうなのかと思うのです。なぜかと言うと、明らかな排雪抑制があるからです。

確かに財政状況が厳しい中で無駄な支出をするのはダメです。しかし、市民要望が多くある中、さらには計画した排雪を抑止するのはもっとだめだと思います。改善したと言う平成26年と比較すると、平成26年度は1月末の累計降雪量は410cmで排雪量は55万立米ですが、平成29年度は1月末の累計降雪量は412cmで排雪量は12万6,000立米となっています。比率で言うと今年度は23%しか排雪していません。

また、対策本部で抑えている車が埋まった件数は、確定値で26年度は31件で28年度は42件と増えています。またバス路線が運休になった事例は過去はすべて大雪でしたが、28年度と29年度とともに排雪をしないための道路の狭隘が理由によるものが発生しています。さらに、パトロールを強化していると言っても、業務委託された現場からの排雪依頼も、市長が同席する本部の会議で1月中は「見合わせ」の羅列です。

しかも、その判断基準は目視によるもので明確な基準はないことも問題であります。森井さんが「改善している」と言うならば私見ではなく、公式的に明確な数字やデータを持って示して頂きたいと思います。このほかにもまだまだ問題点がありますが、このような状態で、しかも今年度の制度のままだと言う除雪費(除排雪業務委託料7億6,414万円)を、当初計上通りに可決して良いのでしょうか。

次に、その除雪に関連して、突如、出現した塩谷五助沢での雪処理場関係経費の1,560万9,000円です。森井さんが「雪を海に投げている」ことを止めたいという発想から原部がひねり上げたものです。海がダメだから山は良いのかという疑問しか生まれませんし、議会議論ではその場所に関わる人たちともしもの環境面での協議もなされていないとのこと。市民にとって雪を処理するところがあるのは良いことかもしれませんが、リスクマネジメントもせずに森井さんの「思いつき」のために道路舗装や街路灯設置など含んだ経費はいますぐ必要でしょうか。

また、29年8月27日に銭函の海岸で発生した水難事故を例に出し、水難救助体制整備として435万円を盛り込みました。海水浴期間中に消防本部として水難救助員を配置するとともにその体制のための備品を購入するとしていますが、そもそもなぜ銭函だけに特化させるのかが疑問ですし、海上保安部や警察との協議も何もしていません。これも森井さんの思いつき予算です。

このほかにも、原部原課には2%の切り詰めを要求しておいて、各町会や団体の総会懇親会への出席などに使う交際費を75万円から100万円に増額していることや、自身で港湾計画を中断すると判断しておいて理念を作るなどという理解不能なことを言ってその事業費に20万円を盛り込んでいたり、昨年度に実績なく今年度も見通しがないのにコールセンター等のIT関連企業の誘致に1,000万円を計上しており、どれも原部原課の努力は理解出来るもののその背景や矛盾に対する疑問は拭えていません。

しかも昨日6日の厚生所管の予算特別委員会では、昨年来、森井さんが中央バス社長との直接会談で信用失墜行為をし、まずは詫びだと思うのですが、森井さんは「誤解を解く」と言い放ったものの何も行動を起こさず市民の税金から損失したふれあいパス関係の予算4,300万円を支出しようとしています。何らの財源対策をせずに平気で市民の血税を使い込むその姿勢は許せません。

いずれにしましてもこんなメチャクチャな市政運営をしている森井さんの根拠なき矛盾ばかりの予算をすんなり可決して良いのか甚だ疑問です。本日は除雪費などがある建設所管、明日は全て含んだ総括質疑です。予算特別委員会に出席して質疑出来ない分、しっかり質疑の様子を聞き判断をしたいと思っています。そして批判だけしておいてその批判した前市長が真の財政健全化と銘打って貯めた貯金約30億円をたった3年で3億円にまで減らした責任は大きいものとも思っています。

そして、このような議論だけではなく、将来のまちのことを議論しようにもすぐ検討だとか言って逃げられてしまうのが一番残念です。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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