公文書改ざんは罪。連日森友問題が取り沙汰されていますが。

学校法人「森友学園」の国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題が連日メディアを騒がせていますが、この問題が話題になる前から、私は、小樽市における公文書改ざんについて指摘していました。市長派は小さなことで揚げ足を取ってと批判しますが、公文書の改ざんは立派な罪であり、大小関係ないのです。

まず、森井市長が就任早々に自身の後援会幹部であった元市職員を、市政全般のアドバイザー「参与」と名付け、議会の議決のいらないように嘱託員として任用した問題がありました。秘書付で月額30万円で身内を雇い入れたことから、私は、論功行賞であると指摘してきました。当時の秘書課では、この参与任用にあたる決裁文書において、決裁後の文書に任用時期を書き加えるということをしていました。

森友学園の国有地を巡っては8億円の値引きがなされたことに加え、安部首相及び昭恵夫人に関与があるかないかで大きな問題となっておりますが、この小樽市における参与の任用は、森井市長が直接関与した上に市民の税金から約300万円が恣意的に支出されており、冒頭述べましたが、大小関係なく問題なのです。

公文書の改ざんは、刑法違反で、虚偽公文書作成罪と公文書偽造・変造罪、公用文書等毀棄罪の3つの罪があるとされています。市参与の任用にあたっては法の理解が足りないケアレスミスなのかもしれませんが、であっても、公文書の改ざんは立派な罪なのです。それが首長、国であれば首相が直接関与しているのでより大きい問題となるわけです。

参与任用にあたる決裁文書の改ざんについては、記事下に平成27年6月26日の予算特別委員会での私の質疑を記載しておきますのでご一読頂ければと思います。また、これに加え、森井市長本人も自身の記者会見の発言について、議会質問に対する苦し紛れの答弁に合わせて訂正(これも改ざん)するとして問題になりました。いわゆる、森井ひであき後援会が発行配布した後援会通信に関わる記者質問に、会見では、

(小樽ジャーナル)
「読んでいるわけですね。」
(市長)
「後で、読ませていただきました。」

と述べていたのに、議会で追求されていると読んでいなかったという事実にするため、記者会見録を「読ませていただきます。」にすると議会で堂々と述べてしまったのでした。

ただし、自身の発言だけを都合良く変えれば良いということではなく、前後において記者の発言も市長の「読んだ」という発言から生まれた事実に沿ってあることから、自分以外の人間の言ったことも変えないいけなくなります。結果は、皆様ご承知のようにそんなことが許されるわけではありません。これも勝手に変えていたら公文書改ざんになりました。これついての関連ブログは「錯誤」のリンクからどうぞ。

また、もしも、国会の場で、その変更理由が森井市長の言う「何かしらの錯誤」と放っていたら、これもう紛糾して収拾つかなくなっていることが目に浮かびます。小樽市議会はなんだかんだ言っても議会議論と議決を優先し前に進めてきたのだなと、この間の議事録を読んで改めて認識しました。

平成27年6月26日の予算特別委員会の該当質疑は以下(P38から)です。

○安斎委員
◎参与の設置について
次に、参与の設置について質問させていただきます。 早口になったら御指摘いただければと思いますが、今回、資料要求をさせていただきました。 まず、ここで一つ謎がございまして、私が当初いただいた6月9日の資料と1点違うところがございます。皆さ んに配られているものでは、嘱託職員としての「参与」の新設と任用についての裏、「任用期間」というところで すが、私が当初いただいていた資料には、「任用期間 発令日より1年間(ただし再任は妨げない)」だけでした。しかし、今日いただいた資料では、その括弧とじの後ろに、「H27年度においてはH27.6.10~H28.3.31」 と書いてあります。この資料を要求した段階で私がお願いしたのは、当初いただいたもの、だけれども、今回、来 たものは、若干メモが加えられているもの、この違いについて説明していただきたいと思います。

○(総務)秘書課長 任用期間を当初、「発令日より1年間」という形で起案をしたところ、人事担当の職員課から、平成27年度にお いては、年度中、年度をまたぐことができないという御指摘を受けまして、28年3月31日、辞令も28年3月31日ま でというような形で修正したものであります。

○安斎委員 修正を加えたのはわかるのですけれども、なぜ違うのが出てきているのかということなのです。9日に出した資 料が欲しいといった後のこの資料であれば、資料が違うわけです。いつこれを記載したのかを聞きたいです。

○(総務)秘書課長 同時に嘱託員任用伺という資料もあるかと思いますが、この部分で、平成27年6月10日から28年、私の修正印で 3月31日という形で訂正してあります。この部分で、年度をまたいで雇用することはできないという指摘を受けま して、当初の伺いの修正の部分を失念しておりまして、誤解を招くといけないというふうに判断いたしまして、27 年度においては、27年6月10日から28年3月31日までというような形で修正させていただきました。

○安斎委員 行政の部分でこういう手続上のことを質問することもなかなかなかったものですから、素人で大変恐縮なのです けれども、理解できないのは、任用伺に書いてあるのに、なぜもう一回つけ足したのかというところなのです。決 裁が終わった資料というのは、こうやって加えてもよかったのですか。

○(総務)秘書課長 既に決裁は過ぎておりましたが、その中において、嘱託員の任用に関しては、年度をまたいで雇用することがで きないという、基本的なことですけれども、その部分について指摘がありまして、修正を加えたものであります。

(「それは先ほど聞いたのですけれども、決裁の後に……」と呼ぶ者あり)

○安斎委員 答弁をもらっていないから、時間に入れないでください。 私が質問したのは、決裁の後にこれを加えることができるのかというところを聞きたかったのです、確認のため に。

○(総務)秘書課長 決裁をいただいたわけではありますが、基本的な部分を失念しておりまして、この部分を加えたという形になっ ております。

○委員長 答弁になっていないのではないですか。決裁が既に済んだものにつけ足していいのかという質問です。

○総務部長 この決裁につきまして、最終的な判を押すのは私になっておりますけれども、この訂正をいたしますということ については、私の決裁が終わった後に秘書課長から、このように間違っているということが指摘されたので、訂正 いたしますという報告がございました。それで、私はそれを了承したということでございます。

○委員長 直接質問に答えた、かみ合った答弁になっていないと思います。

(「了承した、了承しなかったではなく、決裁した後のものを、それでいいのかどうかというとこ ろです」と呼ぶ者あり)

了承したのかどうかではなく、決裁が既に済んでいるものにつけ足していいのかという質問です。

○総務部長 通常は、決裁を終えたものは、加えることはできないかと思います。ですけれども、これが、根本的な内容とか 趣旨が全く変わるということではなく、その期間が短くなるということでありましたので、私としては、全てまた やり直すということではなく、修正を加えるということでよろしいかということで判断したものでございます。

○委員長 総務部長の今の御答弁は、決裁したものにつけ足してもいいと答弁されたわけですか。

(「今回は部長判断でいいと判断した」と呼ぶ者あり)

(「部長判断でいいということですか、行政的に、行政手続上、規定上」と呼ぶ者あり)

総務部長、もう一度お願いします。

○総務部長 通常は手を加えてはいけないですけれども、しかも、それが報告も何もないということでしたら、これはいけな いことで、無効になるかと思いますが、報告がありましたので、私としては認めたということでございます。

○安斎委員 大したつけ加えではないというような発言がありましたけれども、任用期間が嘱託員任用伺では、平成27年6月 10日から28年3月31日までというような任用伺です。ただし、嘱託職員としての「参与」の新設と任用についてで は、「27年度においては」と入っています。これは、続けて任用するということを新たにつけ加えたというふうに 解釈できますけれども、これについて、御見解を伺います。

○(総務)秘書課長 「27年度においては」という表現をしましたのは、継続して雇用するという前提ではなく、当初、「任用期間 発 令日より1年間(ただし再任は妨げない)」という項目でございましたので、そういう意味において、平成27年度 は1年間という形ではなく、27年度の年度末という形で表現させていただきました。

○安斎委員 通常は、4月1日から3月31日までだけれども、今回は、改選後の6月10日の発令であるから、今年度に限って は6月10日から3月31日までだよということを表記したということですね。これを、大したことではないから、決 裁の資料を直さずに加えたと。

(「趣旨が変わることではないと」と呼ぶ者あり)

趣旨が変わることではないと。

○(総務)秘書課長 ただいまの御指摘ですが、起案上、「発令日より1年間(ただし再任は妨げない)」という形になった場合、当 初の起案が4月1日の起案であれば、1年間で、4月1日から3月31日までという形になるのですけれども、雇用 期間が6月10日からスタートしておりますので、任用期間の部分が「発令日より1年間」という形は、これは間違 いですので、平成27年6月10日から28年3月31日という形で修正して決裁を受けたという形であります。

○安斎委員 後で私も、決裁の後の資料に加えるということについては、いろいろ調べさせていただきたいと思いますが、当 初、1年間というふうに聞いていたものに、「ただし再任は妨げない」とここに書いているのですけれども、あえ て書いたということに何か少し疑念を感じているところでございますが、次に進めさせていただきます。 代表質問でさせていただきました代決の部分の質問をさせていただきますが、まず、総務部長の代決の理由と、 市長が先に判こを押した理由を改めてお聞かせください。

○総務部長 代決は2か所ございますけれども、総務部次長と職員課長の部分についてでありますが、総務部次長の部分につ きましては、もともと総務部次長には直接ほとんどこのことについてはかかわっていないという部分もございまし たし、やはり今まで例もないことですし、それから、少し慌ただしすぎるのではないだろうかということもあって、 押印がすんなりといかなかったということがございましたし、職員課長についても同じようなことがございました。 そういったことで、このまま9日のうちに決裁が完了しなければ、10日に発令できないということで、私が押印し て代決したという経過でございます。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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