「祝」北前船寄港地で日本遺産認定追加も、その傍らで。

24日からテレビやネットニュースで騒がれ、そして今朝の新聞でも報じられましたが、小樽市が、文化庁の「日本遺産」に追加認定されました。

まず、この「日本遺産」ですが、文化庁が、日本各地の文化財を観光資源として発信しようと設置。昨年には、北前船の寄港地だった松前町や函館市など全国11市町が認定されていました。今回、全国11市町で追加認定され、その中で、北海道では、小樽市とともに石狩市が含まれました。

小樽に残る文化財を活用し観光や地域活性化に生かされることが期待されます。また、小樽市としては、このほかに、市単独のシリアル型での「日本遺産」認定を目指すとともに、私も関わるいわゆるこの各地と連携した地域型での「炭鉄港」の「日本遺産」認定も視野に研究を進めています。

そしてこの認定という嬉しいニュースをただ喜ぶだけでなく、先人たちが創り育み残してきた文化財をこの「日本遺産」をツールにどう活用するかが問われているのだと思います。

この喜ばしいニュースの傍ら、先日もブログで書きましたが、今週始めに怒涛の勢いで報告を頂いたもので、まだ公表規制のあった案件がテレビや新聞で連発で報道されましたのでそれについてお知らせします。

-医療用ホチキスの使いまわし―

まずそのうち一点目が、小樽市立病院での脳神経外科手術において、医療用ホチキスの使いまわしがあったことです。

厚生労働省通達が4回あったのに、使い捨てのホチキスをアルコール消毒したとはいえ再利用したことが分かり、記者会見をしました。患者48人に通達し血液検査をし感染の有無を確認するとのことです。使いまわしは頭皮に器具を固定するだけなのでとの理由ですが、適切な使用を徹底してもらわなければなりません。いずれにしても患者さん全員が被害ないことを切に願います。

-固定資産税・都市計画税の評価額税額に誤り―

二点目は、平成30年度の固定資産税・都市計画税の賦課において、評価替えにおける「方位補正」の適用をせずに評価額や税額に誤りが生じた件です。

平成27年度の評価替えにおいて、「方位補正」(土地取引において考慮される南や北の「方位」の格差に対する補正措置)の導入をしましたが、5公示地に適用されなかったことから一部の路線価で変動が生じ、納税義務者から税額の上昇理由について問い合わせがあり判明しました。

3年に一度評価替えを行うスパンの中で、30年度の場合は、その3年前から準備を行っています。次回の評価替えについては、すでに30年度の今年度から順次進められています。

私なりに話を聞いてみると、その主たる要因の一つに、前回の評価替えから、現場間での引き継ぎや業者への確認に問題が出てしまったようです。27年度の評価替えのうち2年間作業していた現場から1年ごとに人事異動があったことと管理職も変わるなどが事由を招いたと思いますが、原課では、1年ごとの人事異動があったとしても引き継ぎを上手く出来なかったことが問題であると真摯に受け止めをされていました。

確かにそうですが、総務省の示す基準に必須項目ではなく、道内主要都市でも適用していない都市もあることから、せっかく格差補正のために導入したものなに、現在の小樽市の急激な配置換え人事異動によって仇となってしまったと率直に感じます。

-市青少年ホームでアスベスト処理で法令抵触の恐れ―

最後に、今朝の新聞で、小樽市勤労青少年ホームにおいてアスベストを不適切処理したと報じられた件です。

アスベストと言っても、他に比べて含有量が少なく17年の分析結果で1%未満であることを確認しているひる石の一部が剥がれてたことによる案件であることを前置きしておきます。

4月13日に階段裏に設置していたロッカーを移動したときにその事実を確認し、その後、17日と18日に、職員がその周囲をはがしビニールで囲い込む作業を行ってしまいました。この職員の作業が、今回5月17日になって、大気汚染防止法など他法令に抵触する恐れがあることを確認し報道発表することとなりました。

この職員が知らずにしてしまった行為は行為で、今後、市としてしっかり対策を講じる必要がありますが、私が問題と思うのは、例え平成17年の分析でアスベストが1%未満であることを確認しているとは言え、アスベストが含まれている可能性のあるひる石が剥がれていた事実を公表しなかった市の判断と思っています。

ひる石の一部が剥がれていたことを確認した4月13日以降、確かに囲い込みの作業を行い、大気調査、分析調査を行い「問題なし」ではあったにせよ、その大気測定と分析調査を行うことを4月20日に市長に報告したのに、その事実を公表するしないという話すらなかったようです。

調査結果では、大気測定では階段下と外部にはアスベスト不検出、ひる石の分析調査では0.1%以上含有であったとのこと。不検出であっても部は「今後不安定になる可能性がある」として1階階段まわりの囲い込み工事を行うことにし、4月26日に市長にその旨報告したのに、それをまた公表するしないの話はなかったとのこと。

私がある情報をもとに原部原課に問い合わせをしたところ、この時系列の資料が出されましたが、何度も言いますが「問題なし」としても5月21日まで一切明らかになっていないことは、逆に言うと何かを隠していると疑われますし、各方面に話が回り憶測によって市民の不安へとつながってしまう可能性があると考えます。

私としては、これまでの事実関係が報告された市のトップとしての政治判断は間違いだったと思います。市民の健康や環境に直接影響する可能性のある問題は速やかに事実をお示し不安を取り除く方が良いと考えます。

またさらに、今年は青少年ホームが50周年を迎えることから、小樽にいる若者たちがもっと使いやすい利用したいと思える施設にしたいと「DIYプロジェクト」を立ち上げ、とても良い雰囲気と環境づくりが行われ、さらには愛称も考えたりと頑張ってくれていました。

だからこそ、そのアスベスト不検出であっても、製造工程で少量のアスベストを加えているか、混入する場合があると言われるひる石が剥離した事実があったこと、しかし「問題ない」という事実をしっかり周知。そして、若者たちの活動や熱意をもっとアピールするきっかけとなるような対応をして欲しかったと思います。

なお、今後も「DIYプロジェクト」が進んでいくとのことですので、ぜひ若者たちによる活動拠点づくりを応援し、お披露目の際には足を運んで欲しいなと思います。

最近の投稿

Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です