財政部長答弁「悪い方向に向かっている」を上塗り訂正。本会議開会遅れそうです。

11日から始まった本会議での審議ですが、2日間の日程で行う予定であった会派代表質問と無所属の質疑及び一般質問が4日間かかって終わり本日15日から各派の一般質問に入る予定でした。しかし、この間の議論の中での財政部長答弁を上塗り訂正したいと市長部局より申し出があり、このため本日13時からの開会が遅れることになりそうです。

市長部局からの申し出は、12日の共産党・小貫議員の代表質問の財政状況に関わる質問に対する財政部長答弁を訂正したいとのこと。

小貫議員の質問「29年後決算見込みを受けて、財政が良い方向に向かっているのか、悪くなってきているのか」に対する市長答弁は「歳入においては、市税収入は調定額や収入率の増により、人口減少が続く中でも若干増加し、ふるさと納税による寄附額も増加する見込みであるなど、自主財源の確保に向けて明るい兆しはあるものの、歳入の多くを占める地方交付税の今度の動向が不透明であるほか、歳出においては、他会計及び基金への償還金や、公共施設の老朽化対策などの財政需要も見込まれており、依然として厳しい財政状況にあるものと認識しております」でした。

この答弁に対し、小貫議員は再質問で「財政が結局良い方向に向かっているのか、悪くなっているのかと聞いたのだけど、何とも言わない。ちゃんとかみ合って答弁するようお願いします」と追及しました。これに対し、財政部長は、市長答弁を繰り返し述べたうえで「私どもの方では財政健全化に向けた計画というものを策定に向けて検討を進めているところでございますので、そういった中で、いろいろな様々な財政の健全化に向けた取り組みをしながら、良い方向に結びつけるように進めたい」と答弁しました。悪い方向に向かっているとも良い方向に向かっているとも答えないけれど、でも良い方向に向かうよう健全化計画なるものを策定するとあやふやな答弁を繰り返しました。

このため、議長からも「端的にお答えください」と指摘がありましたが、財政部長は同様な答弁を繰り返した上で「飽くまでも、良い方向に向かうように財政運営をしていくとしか現時点では申し上げられない」としました。その中で小貫議員は再々質問で「良くなっている、悪くなっていると言えないということなので、悪くなっているということで確認していいのか。そうとしか聞こえない」と踏み込みました。

財政部長の再々答弁でまた同様の答弁を繰り返すに留まりました。これに議長は「この部分ではどうのこうのでそういう説明あってもいいけども、最終的にはどうなっているのかをお答え下さい」と答弁を促しました。この結果、最終的に、財政部長は「今後どうするかっていうことを除くのであれば、飽くまでも、これまで中期収支見通しでお示ししてますとおり、現状では悪い方向に向かっているというふうに思ってございます」と明確な答弁をようやくしました。

悪い方向に行くから財政健全化計画を策定するんだという根拠にならないのですよね。だからこそこの答弁を受け、共産党の財政問題についての質問は終了しました。

しかし、この3日後の本日15日午前、財政部長が答弁を訂正したいと各会派を回り出しました。議運でもそのことが告げられましたが、その内容は、「現状では悪い方向に向かっているというふうに思ってございます」を打ち消して、最初の曖昧な答弁に逆戻しするというものでした。

本会議での議論の結果、明確な答弁を引き出したのに、どこからか天の声があり、市の財政のトップの見解を変えるという状況に陥っています。要は議会議論を進めていって最終日になったらいままでの答弁は違いましたとひっくり返すようなものです。確かに市長部局が答弁の中で誤りがあった場合、訂正の申し出があれば受けられますしそれを認めることが紳士協定なのでしょうが、誤りというよりも部長の見解を打ち消すということに違和感と疑念しかありません。なので、これの対応で時間がかかっているということで13時の一般質問の開会が遅れそうだということです。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

4 thoughts on “財政部長答弁「悪い方向に向かっている」を上塗り訂正。本会議開会遅れそうです。”

  1. あくまでも自分が市長を務めている間においてはネガティブな状況にあることは公にしたくない市長様が自分の意に沿わない現状評価をすることはまかりならんということでしょうか…

    財政部長にしても、先日の副市長候補の方にしても、このような市長の元で矢面に立たされなければならないことがお気の毒でなりません。

    1. OG様
      コメントありがとうございます。そのように私は思っております。
      現状評価をしないで曖昧な発言にして何の意味があるのでしょうか。ご自身が最初の選挙に出た時に小樽市の財政は危機に瀕している、第二の夕張になると風潮していたのはもう記憶にないのでしょうかね。
      財政が悪い方向に行っているから立て直すために計画を策定する。その事実をしっかり公表しないで、何をもって厳しい財政、厳しい財政だから市民要望にも応えられない、除排雪も全ての声に応えられないというのでしょうか。全くもっておかしい話ですし、財政部長はじめそれに突き合わされる現場職員が気の毒でなりません。

  2. 財政部長がどなたか存じ上げませんが、自身のイメージを損ねたということで、次の人事異動があるならばきっと左遷されるのでしょうね。
    森井派閥で出世された方かもしれませんが、意に沿わないことをすると何か報復が待っているというのは職権乱用、パワハラですね。

    1. バブー様
      コメントありがとうございます。次の人事異動は統一地方選挙後なので、その時に森井市長2期目になった場合、当該部長が異動となったらその可能性はありませんね。次の人事に携わることが出来るのかは選挙次第ですが。

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