松ヶ枝中で公開研究「主体的に学ぶ生徒の育成」を見学しました。

本日は、小樽市立松ヶ枝中学校さんにて開催された公開研究会「主体的に学ぶ生徒の育成〜学びを⾃分ごととして捉えるための⼯夫〜」を見学しました。かねてより全国学力・学習状況調査(学テ)によって子どもたちはじめ現場の苦悩がたくさんある中、その対応力とそれを通じた主体的に学ぶ生徒たちの授業方法を学ばせて頂きました。

講師は、熊本県公⽴⼩学校の椿原正和教諭。TOSS(トス:Teacher’s Organization of Skill Sharing(教育技術法則化運動)の略)という教師指導法の一つで、その授業技量検定の最高位十段の先生です。全国を飛び回り、全国学テの国語B問題の問題への対応と授業方法から、子どもたちに自信と成功体験を与えながら学ぶ主体性を身につけさせられるよう努力されている方です。

今回の公開授業の中では、昨年の全国学テで参加した100万人の生徒のうち半分の50万人しか正解しなかった問題をクラス全員があっという間に答えられるようにするといったもの。ただ過去問をやり続けるのではなく、答え方や考え方を教えてあげれば子どもたちがみるみるわかるようになり、そして自信がつき正解した時の笑顔がとても輝くようになることを実感しました。

その過去問は、あるイベントのチラシの表裏を読んで、3つの条件に従って答えを記述するものです。条件には、答え方について(表は、裏はという形で)、そのチラシの表現の工夫とその効果を具体的に書くこと、そして40字以上80字以内の3つでした。その条件のうち一番問題視される文字数については真っ先に考えることをやめることからでした。そしてその問題とチラシの構造について説明し、共通するキーワードを○で囲み線で結び書き込む作業を介して、答え方と解き方が指導されました。

その授業方法もスピード感があるとともに、子どもたちがどんどん答えを出せる形になっており、文字を読んで発するまさに音読の手法を取り入れたものでした。正解率の低い問題で苦手なはずの問題がどんどん答えられるようになっていることを実感する子どもたちの顔つきが段々と変わっていく様子を見て驚くとともに自分にとっても大変勉強になりました。

椿原先生いわく、学テの正解率についての問題としては、学力があるのに点数につながらないということであるとのこと。5%の改善だけでそのテストに対応出来るようになるようですし、そして音読の大切さを常にお話され、日頃の授業の仕方などもアドバイスされていました。

子どもたちにとっても学校現場の先生にとっても、学テがあることで、過去問題を大量に解かせるや授業改善の方法がわからない、点数で序列化されるなど様々な苦悩になっていることも理解しました。点数の結果だけで学力について判断するだけでなく、なぜ点数につながらないのかも考えつつ、子どもにとってその学校でのあらゆる機会に学びを楽しめるように、そして主体的に学べるようになることが必要なのだと実感しました。また、議会でただただ教育が大切だから予算をと言っているのではなく、やはり現場に出向き現場の方々と話したりその状況を学ばせていただくことの大切さを再認識しました。

最近の投稿

Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です