市長選が告示、各候補が第一声。説明責任果たさず虚偽含みの前職はNO。

8月19日(日)、前職の辞職に伴う小樽市長選が告示しました。各候補が市内各地で一斉に第一声を行いましたが、NHKのニュースでその様子を見てみると、前職が選挙戦に入ってもウソを続けていることに驚きを隠せませんでした。

前職の第一声は「人口減少に歯止めがかかり始め、商業地の地価も上昇に転じ、税収も上がってきている」と自身の3年間の実績のように触れました。(北海道 NEWS WEB

しかし、これは事実と違います。

まず人口減少に歯止めがかかり始めとした点です。実際には、流出人口が、平成28年に比べて平成29年が約200人減少したことにより、平成28年の人口減少数が2,144人だったのに対し平成29年が1,828人に減ったことだけを持って歯止めがかかり始めていると主張しています。しかし、中松市政時には転入人口が現在よりも多かったこともあり、前職就任前の平成26年の人口動向資料においてすでに「流出人口が減少している」と分析していました。(人口動向のポイントとその要因(推察)等

なお、社会動態の増減については、平成29年のマイナス488人と同様に、29年前にも減少幅が少ない年もありましたし、前職云々関係なく、平成21年のマイナス979人から平成24年のマイナス362人へと減少してきていました。平成26年のマイナス980人からも断続的に減少してきていますので、前職が第一声でいかにも自分が市長になってから流出人口が減ったから人口減少に歯止めがかかり始めたというのは暴論でしょう。

次に商業地の地価も上昇に転じの点です。これは、昨年2017年公示で25年ぶりに上昇したことが公表されたことを言っています。また、日経新聞によると、「札幌市が地価上昇をけん引するとともに、道内主要都市で地価がプラスに転じたり、下落幅が縮小したりする傾向が広がってきた」とのこと。前職がその転じた要因を自身の施策で何をしたか言わなければなりません。

最後に税収も上がってきているの点です。市が現在公表している決算値で申しあげますが、個人市民税や法人市民税、たばこ税などが減少し、市税収入は平成27年度133億2,241万4,000円に対し28年度133億1,993万6,000円と全体的に減少しています。何を持って税収が上がっているのかきちんと説明をすべきです。

この第一声以外にも前職のビラには、市長を辞職し、「出直し選挙」を決断いたしました。この3年間、一部の議員によって、「民意」を踏みにじられました。新たな提案はことごとく反対、、、などとこれまでと同様に議会批判を記しています。

しかし、新たな提案はことごとく反対したと言っているのに「市民とお約束した政策はしっかりと実現してきました」と自信満々に述べています。全くもって矛盾だらけの辻褄が合わないことを明記しています。新たな提案がことごとく反対されているなら政策はしっかりと実現出来ないのですから。

なお、この3年間で、前職の提案で否決・反対したのは以下のとおりです。

◯ドリームビーチを市営化する予算1,300万円(当時私は最低限の安全確保のみすべきとし半減の修正案を提出)を提出した件。

◯後援会幹部だった方を「参与」として議会に知らせず月額30万円ありきで採用した件。

◯「内申書」に基づかずに人事を行い、地方公務員法に抵触の恐れがあると指摘した件。

◯除排雪業務委託において、入札直前に関わる業者が増えるようにJV構成員数を2社以上から4社以上に制度を突如変更し、降雪期まで除排雪体制が一部で整わなかった件。

◯貸出しダンプ制度において、一部の組合だけが増収となる通し番号制に変更するとした件。

◯排雪作業を抑制。中松市政時代の当初予算の排雪量38万立米から27万立米に抑制。除雪対策本部の協議にも加わり7割に抑制するようにと述べるとともに、前職自身が排雪現場に出向き中止を示唆した件。

◯除雪基準を引き下げた為にあちこちに雪山が出来、さらにその排雪基準を「これ以上積み上げられないと判断した場合」と曖昧にし、排雪を全くせず、通学路では集団登下校や路線バスの一部が狭隘により運休となるなど影響を及ぼした件。

◯パーティ券事件で部下に券を売りつけ刑事罰を受けた元職員を副市長に選任しようとした件。

◯北海道中央バスとのトップ会談で失言をし関係を悪化させた件。ふれあいパスの負担割合で交渉を進められず税負担が増額。

◯後援会関係者による高島漁港での観光船事業に関わって、議会が採算条例違反だと指摘したのに「心配ご無用」と言いはなったものの結局は違反であった件。

◯公用車を私的利用したのに虚偽答弁を行い議会を一週間も空転させた件。のちに虚偽答弁は撤回し、事実に近い答弁に訂正。

◯公務より私用や政務を優先させてきた件。などなどあります。

細かく言うとさらにありますが、市政執行と政策的な部分に関わって議会が反対・指摘してきた点の中から抜粋しました。

いずれにしても今回の選挙戦では、前職の3年半の市政運営やその方自信を市長としてあり続けさせるのかが問われているとともに、限られた財源の中で、公共施設の統合再編や人口減少社会にどのように対応したまちづくりを進め、将来ある子どもたちをいかに笑顔で元気に地域で育て、教育はもちろんスポーツや文化芸術など様々な分野で夢とチャンスを与え伸ばして行けるか。そして人口が減少したとしてもこれまで街を支えてきた方々をどう支えて行けるかが争点になっていると思います。

公開討論会を欠席し、ウソばかりついている前職は蚊帳の外においておいて、あと6日の選挙戦で各候補者の声や政策を聞き判断して行かなければなりません。

私は「はざま俊哉」さんの政策に近い考え思いがありますので支持したいと思います。ただし二元代表制においては支持したからと言って、チェック機能を緩める気はさらさらありません。支持する政策があるからこそ、その進捗をチェックし、そしてより良い政策をぶつけていくと言う立場は変えることはありません。そして、虚偽答弁で空転がなくなりようやく政策論争が出来ることになることを期待します。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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