4候補の訴え。一部に具体策あるも財源対策はなし。

本日の朝刊において市長選挙の4候補の訴えが出揃いましたので、いくつかを届け出順にピックアップしてみたいと思います。

人口減少問題
森井氏=中学生までの医療費の負担軽減、学校給食費の補助を行う。
迫氏=経済活性化による雇用確保、各分野の政策を関連付けた総合的戦略が必要。
鳴海氏=公園整備や中学生までの医療費無料化、在宅介護・支援の対策を検討。経済活性化で若者の雇用確保。
秋野氏=札幌に出来ない小樽独自の教育。

などとなっておりました。どの候補の訴えも必要なことと思いますが、森井氏と鳴海氏の2候補が具体的に中学生までの医療費の負担軽減・無料化を示しておりました。ただ、調べた想定としては入院無料化は約900万、通院無料化は約3,000万円で合計4,000万円の支出が毎年必要になるといいます。その財源対策はどう考えているのでしょうか。

また、学校給食費の補助ですが、これは前回議会で質疑がなされており、これには無料の場合は毎年6,000万円かかります。

財政健全化
森井氏=子育て支援や教育に予算を配分し、住みよい街にすれば市税収入が増加し財政健全化につながる。
迫氏=成果が期待できる政策を国や道に提案し、その補助金を財源に充て、民間を活用したまちづくりを進める。
鳴海氏=中長期の視点で歳入歳出のバランスを考え、目先の赤字だけを理由に政策を縮小させない。
秋野氏=予算の見える化が必要。全貌を市民に公開し、住民自治協議会で検討を加える。

などとなっておりました。4候補いずれもまずは事務事業の見直し、無駄を省く努力をする、予算決算を精査すると同様の趣旨でありました。これはまずは当たり前。

ただし、森井氏の場合、予算配分についてはきれいに聞こえますが何年先の話をしているのか。迫氏の場合は、まさに地方創生における各種メニューを活用するという具体な提案で自主財源乏しい小樽に今まさに必要であると思います。この3年半、ほぼ活用していません。鳴海氏の場合は上記の点のみの訴えで理解は出来ます。秋野氏の場合は、すでに予算の全貌を公開しているので何を公開するのか理解に苦しみます。

原発再稼働
森井氏=反対。
迫氏=市民の安心・安全を第一に慎重に考える。
鳴海氏=反対。速やかに廃炉にすべき。
秋野氏=推移を注視したい。

などとなっておりました。これについては、迫氏・秋野氏の訴えが現実的なものと思います。反対であるならば対案を出すべきであると思います。反対と言うだけなら誰でも言えます。

IR誘致
森井氏=カジノには反対。
迫氏=現状ではなじまない。
鳴海氏=反対。
秋野氏=反対。

などとなっておりました。そもそも小樽に来るものではありません。

除排雪
森井氏=高齢者や子どもの通学路に配慮した除排雪を行う。生活道路の除排雪を強化する。
迫氏=対策本部の前倒し。バス路線や通学路を優先し、市民が納得できる除排雪を目指す。
鳴海氏=状況によって予算を超えても実施すべき。
秋野氏=住民自治協議会で実情に合わせた対策を練る。

などとなっておりました。これは雪国小樽の毎年来る問題であります。まず森井氏ですが、そもそもその通学路に配慮した除排雪をしてきていませんし、生活道路の除排雪を悪化させてきた方なのでどの口が仰っているのか甚だ疑問です。

迫氏ですが、対策本部の前倒しは支持出来るもので、森井氏が市長にいなければ排雪抑制もそのためのパトロール強化もなくなるので実現してもらえると思います。

鳴海氏ですが、予算を超えても実施すべきなのは分かりますが、限られた財源の中で「状況によって」とは述べてますが、青天井であっても財政的には非常に厳しいかと思います。

秋野氏ですが、住民の声を聞く姿勢は支持出来ますが、その自治協議会の全容が見えないので時間ばかりかかるかと考えます。

教育
森井氏=子ども全員が英語でコミュニケーションが取れるようにする。研修機会の創出を図る。
迫氏=子育て支援拠点の整備。放課後児童クラブへの支援や拡充。市長給与の減額分をスポーツ・文化事業に使う。
鳴海氏=学力・体力の向上。少人数学級の実現。教員の負担軽減。給食費の無料化を前向きに検討。
秋野氏=地域の力も活用し子どもを育てる。

などとなっておりました。森井氏の子ども全員が英語でコミュニケーションが取れるようには良いことかもしれませんが、だから何かが見えません。

迫氏の施策はかねてより必要とされていたもので実現可能なものと思います。また財源手立てもそれだけで十分か不十分かはおいておいて考えられていると思います。

鳴海氏の施策も分かりやすくて必要なことと思いますが、給食費無料化は前段で森井氏も掲げていたので触れましたが年間6,000万円の財源対策をどうするかが一番難しいと思います。

秋野氏の小樽独自の教育は思いは理解出来ますが、それが何かを示すべきかと。地域教育のことなのでしょうか。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

4 thoughts on “4候補の訴え。一部に具体策あるも財源対策はなし。”

  1. こんばんは。
    政策ですが、個人的には迫氏が現実的で、共感できる部分が多いです。
    森井前市長の教育面の政策には反対。仰るように英語でコミュニケーションが取れるように
    なっても、だから何?と思ってしまいます。
    子どもに小樽(かつ北海道)の歴史に関心を持ってもらったり、防災教育に時間をあてた方が
    有益ではないのでしょうか。

    1. taka-sans様
      コメントありがとうございます。
      はざま氏は現実的でそして市財政のことも考え、国や道への提案を行い財源を引っ張ると言うところが共感出来ます。現実的な部分を進めながら、でも大きな財源を得ていく今まさに必要なこととおもいます。
      前職の施策は本当に市長だったのと言うくらい財源を考えず、何のためのと言う疑問しか浮かばないですね。ただ教育は文科省の要綱に沿って進められますから、その中においてどう言う支援体制を整えるか、または指導者育成にお金を充てるのが現実的で必要と思いますね。

  2. 選挙期間中ですので、各候補とも踏み込んだ政策について触れられず
    (持ち合わせていない方もいらっしゃるかとは思いますが…)
    総花的なアピールに終始しておられるので、
    選ぶ側、特に御年配の有権者には、なかなかわかりにくい状況になっているかと思います。
    (皆さんが気にされているであろう除排雪やふれあいパスについては、横並びに見えるなど)

    前職が積立をほぼ食い潰してしまった中で、難しいかじ取りになるであろうと思いますが、
    しっかりと選びたいと思います。

    ひとつだけ気になる点を御教示いただければと思うのですが、
    現職再選の場合、来春にまた選挙になり、費用が云々といわれておりますが、
    そもそも、来春には市議会議員選挙がある中で、
    仮に前職が再選しなかった場合に市長選挙が無くなるだけで
    数千万円の費用がかからなくなるのでしょうか??
    その点について、皆さんあえて触れられていないような気がしてしまいます・・・

    選挙戦も佳境に入り安斎議員もお疲れの時期かと思います。
    暑くなったり、雨が降ったりと落ち着かない天候ですが、
    くれぐれも御自愛ください。

    1. OG様
      コメントしてありがとうございます。
      持ち合わせていても新聞紙面では足りないかもしれませんが、でもその中においても市民に理解してもらい共感を得られるように、自分自身で明確に発しなければならないと考えています。前職が積み立てを食いつぶしたと言う点ですが、32億から10億減らしているのが事実ですね。

      そしてご質問の件です。
      まさに仰る通りで、市長選がなくても市議会議員選挙がすぐ先にあります。同程度のお金がかかります。なので、この時期に来ての出直し選挙は無謀であったと思います。
      選挙戦も後半戦に入りました。雨が降ったり、今朝は落雷で停電と様々な状況変化がありますが、わたしで出来る範囲で此度の選挙戦において情報発信をして参りたいと思っております。お気遣いに感謝申し上げます。ありがとうございます。

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