新市長から議案説明。排雪重視で9億円追加。前市長下での決算は2年連続単年度赤字。

昨日19日(水)、迫新市長から第3回定例会の提出予定議案の説明がありました。この中で主に市長公約として掲げた排雪強化による9億円の追加と給与削減(25%)による文化芸能スポーツ事業活用に対する予算案と条例案などが盛り込まれました。

補正予算は、一般会計13億5,300万円、港湾整備事業2,187万6,000円、国民健康保険事業3億9,018万2,000円、介護保険事業5億1,037万円、後期高齢者医療事業5,230万2,000円の合計22億7,526万円となりました。

一般会計の主なものとしては、前市長が3月の第1回定例会で計上するも議会から修正となった除排雪業務委託や電気料金の上昇によるロードヒーティング経費などの9億664万4,000円が計上されました。

内容としては、前市長時代は、平成27年度の実績(7割排雪抑制)に基づいて排雪量(昨年度は34万立米)が算出されていましたが、これを過去5年の実績の平均として50万立米と積算。この排雪量増加とともに電気料金や労務単価の上昇があることから、その財源捻出策として、前市長時代に行われた除雪第2種路線の出動基準を10cmから15cmに引き上げ、除雪第3種路線(一部)での歩行空間確保を廃止するなどとされました。以下資料をご覧ください。

○除雪費の補正予算(案)について

○平成30年度 除雪費予算案内訳表

このほかに、この間、問題となっていた小樽市除雪対策本部での排雪協議については、過去3年間の協議遅れを改善させる。また、通学路の排雪も始業式前に行われるよう調整を引き続き強化させる。必要な箇所については面的に排雪作業を行うことに変更をするとの見解を示して頂きました。前市長が公約の一丁目一番地に掲げ、良くも悪くも公約の実現とともに試行着手を行ったことにより、苦情や要望に応えるため補正予算を行うという従来の除排雪作業に新たな視点で注目が浴びたことは結果的かもしれませんがこれについては評価出来るものと思います。

ただし前市長時代は毎年毎年試行錯誤の繰り返しで、市長自身による対策本部の協議に出席したり排雪現場に赴くなどしたことで、市民はもとより現場、業者に混乱を招いていたことは事実であります。私が主張してきた全市的な除雪計画の策定についてずっと見送られてきました。

先日の新聞報道にありましたが、迫新市長により、明日21日付で、除雪改善のための機構改革がなされ、除雪と道路維持の一元管理を行い、除排雪計画担当も配置されます。ただただ排雪要望に応えるために予算を計上するだけでは、今の小樽市財政では耐えられない状況になりますので、早急にこの間の除排雪事業の検証を行い、除排雪計画を策定して全市的な見直しを進めるべきであろうと思っております。

なお、地域総合除雪業務の入札に関し、前市長時代に行われた1ステーション増の7ステーション体制と入札参加の共同企業体構成員数の1社増の3社以上は今年度に変更するのではなく検証を行うとされました。ただし、共同企業体の代表者要件については、技術者が1名いて会社の経営が普通であれば誰でもなれると緩和されたものを、市発注の共同企業体除雪業務の履行実績があって経営が安定していることを条件とし厳しく再設定されました。公道での安全と管理能力を担保させるためとのこと。以下資料をご覧ください。

○地域総合除雪業務の発注について

このほかの補正予算は、市長選後ということもあり、総合福祉センターのボイラー改修事業費や高島小プール暖房設備改修事業費、環境省の補助金や各種助成金による事業が盛り込まれました。

また、今定例会では前年度平成29年度の決算についても提出されますが、財政調整基金(貯金)の繰入を盛り込んだ上での実質収支は2億円の黒字となりましたが、残念ながらそれを除いた単年度収支では2年連続で赤字となりました。ただし、当初予算では13億円の財政調整基金の取り崩しが計画されていましたが、地方消費税交付金や地方交付税を含めた歳入増加があり3億円のみの取り崩しで済んだようです。

このため、平成30年度当初予算時の財政調整基金の残高は11億8,000万円、決算確定後の第3回定例会前時点では19億6,900万円に戻るも、今定例会での補正予算の財源として10億円取り崩すことから、残高としては9億9,600万円の残となるもようです。

最後に議案説明冒頭、市長からこの間に発生した胆振東部地震における対応や被災地への支援活動についても触れられました。市としては現在道の要請を受け市職員を派遣するとともに、小樽市内では観光事業者と話し合いを進め風評被害の払拭に対応する旨口頭で伺いました。

最近の投稿

Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です