対話重視の迫市長答弁。再質問に苦悩。

今月1日(月)から、小樽市議会第3回定例会の実質審議がスタートしましたが、対話を重視すると公約した迫市長の答弁に対し、議員側は再質問に苦悩しています。私も一般質問に立ちましたが、どう切り返して質問を重ねていくべきか頭を悩ませています。

今定例会では、やはり9月6日の胆振中部地震に係る市内全域の停電時の対応やそれに関わる災害対策など防災問題についての質疑が多く出ています。このほかにも観光や教育、公共施設の耐震化などがありますが、主だった防災関連の質疑の内容をご紹介します。

小学校の指定避難所に関して、議員から「地域的偏在があったが、偏在問題について認識があるか」との質問に対し、迫市長は「停電の復旧状況が不透明であったことから」と前置きし市内7か所に開設した根拠を示しつつ「御指摘の点を踏まえ、今回のことを検証し、今後の避難所開設に活かしてまいりたい」と指摘をしっかり受け止め改善に向かうことを明言されました。

また、議員からの「中心市街地で数か所津波対策の避難所として示されておりますが開設されなかった。緊急時に中心部で開設すべき」との意見に、市長は「事象や規模にもよりますが、災害時には避難所の開設が必要である」と認識を示しつつも「いずれも停電によりトイレが使用出来なかった」と開設しなかった理由を揚げました。ただ「今後の停電対策と併せて検討を進めてまいりたい」と尊重する旨の答弁をしました。

次に、市民等への情報伝達について、議員から「市民から『大変助かった』との声があった一方で受信できない地域があった。災害情報が入らない地域があるのは問題」との指摘がありました。これに対し、市長は「御指摘のとおり市内には難聴地域があり、解消には多額な費用が必要になるため、直ちに解消することは難しい」と、ここでも指摘を受け止めつつ解消する手立てを検討していることを明かしました。ただし早急な解消が出来ないことから、「災害時には一人でも多くの皆さんに聞いてもらえるよう日頃から周知に努めます」と備えの点で出来得る手段を講じると答弁しました。

また、この関連で広報車に対し、議員から「何を市民に伝えているのか正直分からなかった。工夫が必要だ」と指摘された点について、市長は「市民の皆様からご意見を頂いていることから、今後は話すスピードや音量の調整、簡潔で分かりやすい内容などを検討するほか、既存車両の効果的な運用を行う」と改善策を明示しました。

このほかにもいくつもありますが、他の質疑内容は録画中継でもご覧頂けますし、最近は、YouTubeの録画中継で字幕機能が精度化されておりほぼほぼその発言通りの文字お越しがなされています。

この間、各議員からそれぞれの観点から質問や指摘、要望があった場合において、新市長体制では、しっかりそれを受け止め、さらには改善策を講じていたならばそれを伝え、検討する場合は何を検討するかも伝えるなど、明瞭な答弁が多くあります。

また、本質問のあとの再質問・再々質問においても、具体で簡潔な答弁も多く、議員側からすると、逆に再質問が出来ないほどの答弁をされてしまう感じです。ま、無理に再質問や質問を繰り返すべきではないと思いますが、明確で前向きな答弁があると再質問がしづらくなります。やはり、根拠もなく「私はそう思いません」などと相手の意見を聞かず突っぱねてしまうと、「なぜ」が付き纏い、さらに質問が続くようになり、理事者側が答弁に困り中断する事態に陥ってしまいます。

なお、代表質問2日目には、無所属の質疑及び一般質問がありましたが、前市長派議員が、オール小樽についての再質問で「選挙の結果では、全有権者数から見れば約4分の1の方の票が迫さんに入ったということで、残りの4分の3の方のご意見をどのような形で拾っていくのかというのを一つお聞きしたい」と質問しました。

これに対し、市長は「投票率なども含めて私に投票された方々の割合はその程度だったというお話ありましたが、今後の4年間におきまして、この残りの4分の3の皆様の信任も得られるように、多くの皆様の御意見を聴きながらまちづくりを進めていきたいと思っておりますし、この4分の1が私にとって全てではないと思っておりますので、今後引き続き努力しながら、多くの皆さんの御理解、そして御指示をいただけるよう努めてまいりたい」と述べました。

このように自身の得た票に対して驕らず、謙虚で真摯な姿勢で、逆に支持しなかった方との対話も重視して市政運営や議会議論に臨んでいることは、大変僭越ながら評価をさせて頂きたいと思っております。

ただし、「そういうことか」と納得させらるような見事な答弁である一方、可もなく不可もない答弁があったり、間違った部分があった場合はやはり追及する必要があります。今定例会においても市長以下担当部長が少し違和感のある答弁したことに対しては質問者ではんく外野からであっても指摘を飛ばしており、これまでと変わらず是々非々で臨んでおります。急に態度を変えるものならば、新聞でも指摘された慣れ合いの何物でもありません。

良いものは良い悪いものは悪いとしっかり訴えていきます。そのためには信頼関係を築きながらも、市長と対等に戦えるよう勉強と行動をしなければなりません。新市長にとっては最初の一年目ですが、議員にとっては任期最後の一年、しっかり頑張りたいと思います。

本日10月5日(金)は予算特別委員会2日目です。来週の10日(火)は常任委員会があり、私は総務常任委員会で質疑します。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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