議会検討会議終了。改選後に次のステップへ。

本日11月6日、小樽市議会活性化検討会議(第3次)の25回目の会議が開かれ、前回定例会で試行した厚生常任委員会の録画ネット中継のテスト結果や報告書のとりまとめについて協議がなされました。この中で、今回の会議で、今期の検討会議を終了し、12年間取り組んだ議会活性化の総括を行い、改選後に次ぎのステップへ引き継ぐ準備に入ることとなりました。

小樽市議会活性化検討会は、平成19年から設置されました。当時の5会派からなる会派代表者会議の中で、座長は副議長、委員は各会派から1人ずつ選ぶことが確認事項となっており、これが、平成23年からの第二次、平成27年(今期)からの第三次に踏襲されてきました。交渉団体ではない会派又は議員は傍聴のみ出来る形となっています。

この間、第一次では21項目が議論され、第二次では新たに9項目が追加されました。第三次では一次・二次で積み残しとなり引き継がれた内容とともに4項目が新規で議論がなされてきました。以下、こちらが検討会議における各検討項目です。

本日の会議では、座長(公明・高橋副議長)から「活性化の役目は終えている。個別にそれぞれのことを集中的に議論するため、次のステップに移る必要がある。議会活性化に全てを突っ込むのではなく、それぞれの個会がいくつもあっても良い」として検討会議を終了することが述べられました。

議会活性化検討会議では、例えば、議会の午前開催やネット中継、ペーパーレス化、報告会の開催など多岐に渡る取り組みについて議論がなされ、実施に動いたものもあります。しかし、委員会ではなく任意の会議体であることから、一部の会派から反発があり合意に至らない場合は無理矢理に多数決で決めずにきました。

このため、試行的実施が長らく続いたり、それが継続出来ないでいることも多分にありました。また、議論する項目も「開かれた議会」に関するものや「審議の充実」に関するもの、それ以外に関するものと分けられ、どれも実現出来たら議会活性化にはつながるであろうと思うものの、議会の効率化であったり、運営上のものが多くありました。

このことから、本日の会議に出席した委員の中から「そもそも議会の活性化とは何か、それをしっかり議論する場が必要」との声もありました。私もそれに同感を致します。何故ならば、そもそも「活性化」とは何かです。辞書で調べると「特定の機能が活発になること」とされています。では、「活発」とは何か。これは「生き生きとして元気のあるさま」であります。では、議会の機能が「元気」になることとは何かと考えました。

議会、私の立場で言えば、地方議会ですが、その機能としては、執行機関等に対して監視する機能であります。その機能を発揮するために、議決権、監視権、選挙権、自立権、意見表明権という権限が付与されています。このことから意思決定する機関とされ、住民が直接選挙で選んだ代表(地方議員)で構成されています。議会機能が「元気」になることは、議会に付与されている権限を最大限行使することで、行使するにあたり、現場に出て見て聞いて調査しそして議場で質問をしたり、質問時間を得るために会派を組んだり、会派がなければ質問時間を確保するために動いたりなど様々な手法をするわけであります。

過去の議会活性化検討会議では、いかに市民に開かれているか、見える化の仕組みを議論し取り組むことが議会活性化になるという風潮があったのも事実。しかし、ネット中継や午前議会、報告会の開催などは、そもそもの権限を行使する議会の構成員の議員が「住民福祉向上」のために力を発揮しているのか、発揮出来る議会なのかを見せるための手法であります。ネット環境の向上により見える化は一層進んでいるのは実際ですし、それも必要なことではありますが、では本来の機能が「元気」になっているのか、そこは構成員の議員力に委ねられることもあることも事実です。

今期の小樽市議会では、前市長により議会が別の意味で活発化したことは否めませんが、それはルールに則って戦略的に議会議論が活発化したのではなく、監視する対象であった地方自治体の長の言動によるものに振り回された結果論であります。しかし、一時の長の言動が活発化したとされるのは本来の活発化とは言えません。先ほども述べた権限を行使する上では、議会内の仕組みやルール、取り決めがどうか、そして個々の議員がどうかであろうと考えます。

来年4月には、4年に一度の統一地方選挙があります。改めて議会とは何か議員とは何か、しっかり考え行動して参りたいと思います。議会の活性化が議会人のエゴではなく住民福祉向上につながるものになるために。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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