学校適正配置見直しへ。横田議員の答弁で変更。

前回の第3回定例会において、私が学校適正配置計画について当初推計と比較して市教委の言ってきた学校規模の確保を図ることが出来なかった地区があると指摘したことに対し、「現段階では計画の見直しは考えおりません」と答弁していたのに、本日の第4回定例会の代表質問の横田議員の質問に対し「見直す」と考えを変更しました。

ーーー2018年10月3日の質疑及び一般質問ーーー

2018年10月3日の私の質疑及び一般質問は、「平成30年6月20日に示された前期の点検結果についてです。一部の統合校を除いては学校規模の確保を図ることができたこと、地域との懇談会に精力的に臨んだことは評価出来ますが、長橋・手宮・奥沢の3校では確保出来ませんでした。にも関わらず今後の学校再編の考え方については、少子化が進行するなかにあっても教育環境を整え、児童生徒にとって魅力ある学校づくりを進める必要があるという理想を述べるに留まりました。再編計画に明記されている児童生徒数推計を見極めて引き続き再編を進めるなら、後期計画をそのまま進めるべきかを議論する必要があるのではないでしょうか」。

「また、平成25年3月の適正配置特別委員会での私の質問に対し、当時の教育部副参事は時期的に示せる部分ではないといいつつ「いずれそういう見直しも含めた検討は必要だとは思います」と仰っていました。改めて伺いますが、前期に積み残した部分もあることですから、後期期間の30年度に入ってしまったと言えど立ち止まって、いつまでに後期計画を見直すかを示すべきではないでしょうか」。

さらに、「そもそも適正化基本計画では、「必要に応じた計画の見直しを行います」としており、中央山手地区の中学校再編においては商業高校校舎を活用したプラン変更も行っています。この商業高校案についてはさらに今度は海上技術学校の候補地としても浮上しており、まさに、迫市長の公約の通り「社会状況や教育環境の変化、さらには、地域における学校の役割などまちづくりの観点を踏まえて」、中央山手地区の中学校再編も一度立ち止まり見直すべきものと考えます。見解を伺います」。

「私がなぜ中央山手地区のことについて触れるかですが、前期に行うはずであった松ヶ枝中の校舎の問題があります。耐震工事が不要な最上小移転が適当としていたのに、それも長引いており、松ヶ枝中の生徒たちの安全安心が担保出来ない状況で議論を先送りにしてしまっては問題だと考えるからです。だからこそ、今まず進められるのは、基本計画策定の趣旨に沿って「限りある資源を有効に活用」する視点から、近隣の向陽中、菁園中、西陵中に統合することも一案かと考えます。見解を伺います」と質問しておりました。

これに対し、市教委は、「児童生徒数の状況のほか、「計画期間前期の点検結果」で今後の学校再編の進め方の観点として示した、「今後の学校再編の考え方」「学校施設の耐震化等の整備促進」「時代に適応した学校設備の整備」「小中連携の推進」「学校と地域との連携推進」などを基に現在、検討を行っているところであります。今後、検討結果がまとまった段階で議会に報告してまいりたいと考えております」。

「計画期間前期の点検結果」で示した「今後の学校再編の考え方」や「学校施設の耐震化等の整備促進」など、5つの主な観点を基に、まずは、今後の学校再編の進め方について検討を行っているところであり、現段階では計画の見直しは考えおりません」。

「計画期間前期の点検結果」でお示しをした観点に基づき検討を行っておりますが、「社会状況や教育環境の変化」などについても学校再編の要因になるものと思いますので、今後の検討の中で整理していきたいと考えております」。

「教育委員会といたしましても、松ヶ枝中学校は老朽化が著しいため、早期に対応することが必要であると考えており、商業高校を統合校とする考えを示しておりますが、現在、検討を行っている、今後の学校再編の進め方や統合時期を考慮する中で、必要な場合には様々な観点から検討する必要があると考えております」と答弁していました。当時のブログはこちらです。

ーーー(終わり)ーーー

しかし、本日の横田議員が、「計画における児童生徒数の推計と実態が著しく異なる状態であるとするなら、すでに平成30年度から後期の期間に入っておりますが、このままの状態で今後も再編を進めることが可能とお考えなのか」。

「また、大変残念ながら、本市の人口減少の動向は続いております。今後も児童生徒数は減少するものと考えられます。この適正化基本計画の終了年度である平成36年度より先の見通しはどうおさえているのか。さらに、将来の児童生徒数について相当な減少を推計するならば、計画にもある通り計画の見直しを含めて、教育委員会は今後学校再編をどのようにしていこうと考えているのでしょうか。児童生徒数の減少をはじめとする状況の変化が著しいことを考えると、計画に基づく再編の進め方について一定の目処をつけるべきではないでしょうか。新たな考えを整理すべきと思いますがいかがか」。

「これらのことを整理する上で問題になるのが西陵中学校と松ケ枝中学校の問題です。現在は小樽商業高校での統合を計画していますが、地域では様々な意見があり統合は難しいのではないかと考えています。また海上技術学校の問題もあり、商業高校のことも急がないといけない。こうした状況を踏まえると、西陵中と松ケ枝中の統合についても改めて検討することとして、一旦、統合を止めて、現在急務と言える、松ケ枝中対応策として旧最上小学校の移転を考えるべき」と私とも共通する指摘をし質問しました。

これに対し、教育長は「平成36年度より先の見通しについて、平成30年5月現在の住民基本台帳をもとにした今後の将来推計では、計画最終年度の平成36年度に5580人と見込まれ、現在の計画推計値7594人と比べた場合約2000人の差が生じると見込まれております。今後、望ましい学校規模で統合しても統合時の学校規模を維持することが困難なことが想定されています」。

「良質な教育環境のために学校再編を進め、望ましい学校規模の確保、施設整備の充実、新しい学校づくりに取り組んできたが、一方で、本市の児童生徒数は適正化基本計画の推計値を上回る減少が続いてきたことから、計画の考えに基づいた場合、再度の学校再編が必要とされる。このような中、市長から、地域における学校の役割やまちづくりの観点、学校再編のあり方について考えを頂いており、地域や小中学校感の連携など新たな課題もあると認識している。こうしたことも考慮し、現適正化基本計画による学校再編を見直し、新たな学校再編の考えを検討して参りたい」。

「松ケ枝中学校の旧最上小学校への移転については、松ケ枝中は、老朽化が著しく、耐震化優先順位がもっとも高く、教育環境のさらなる悪化が危惧されることから、建築物の耐震改修の促進にも関する法律の規定に基づき平成30年度末には用途廃止することとしております。このたびの計画の見直しでは、松ケ枝中と西陵中の学校再編についても改めて検討することとなるが、松ケ枝中の現状を鑑み旧最上小への移転について早急に検討する必要がある」とこれまでとの考えを変え方針転換することを表明しました。

今任期中、松ケ枝中学校と西陵中学校の統合について、住民の方から、まずは松ケ枝中学校を当初計画通りに旧最上小学校に移転することを求める陳情が出ており、共産党と私がこれに採択としておりました。今回の自民党の会派代表質問で横田議員がこの質問をしたことは、これまでの継続審査の態度から採択に態度を変えることになることが読み取れました。まずは子どもたちの安心安全のために柔軟に計画の見直しを行うことは一定の評価は出来ます。が、やはり与党会派(本来、二元代表制において与野党と分けるのはおかしい話ですが)の質問で答弁がしっかり出るのだなと、前回の私に対する答弁との違いを読み直し考えておりました。

なお、このほかにも、横田議員の質問で、前市長の後援会関係者による高島漁港区における観光船事業で担当職員と前市長との間のやりとりがようやく表に出てきました。これについては訴訟云々も有り得ることからも、後日しっかり議事録を整理してからお伝えします。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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