高島漁港観光船事業、前市長 是正怠り「一方的にだめだというのではなく」。

昨日12月10日(月)の会派代表質問で、自民党の横田議員が、前市長の後援会関係者による高島漁港区での観光船事業において「前市長の関与があったのか」と質問。これに対し、前市長が無許可で係留していたことについて是正の指示を出さない上に、事業者に対して「一方的にだめだというのではなく、相手方が納得できるように」と理解を示した発言をしていたことが判明しました。

迫市長は、横田議員の質問に対する答弁で、就任後最初の第3回定例会以降、高島漁港区における観光船事業に係る産業港湾部の対応の顛末を記した報告書を確認し、さらに当時の担当者からも説明を受けたことを明らかにました。これに対し、迫市長は「この報告書は、前市長も内容を確認し決裁している」と明確に述べられました。

市長答弁から明らかになった報告書の中身として、観光船事業者が高島地区袖護岸の車止めに無許可で穴を開けてUフックを取り付けて係留をしていたことが判明した当初、港湾室の認識は「観光船事業が、市長(当時)の後援会幹部が関わる案件であったため、政治的に慎重な対応が必要」と判断していたとのこと。

このため、事前に当時の市長・副市長に説明。港湾室の考え方としては、「水産ゾーン」における観光船事業は、「港湾計画上好ましくないこと、港内の安全航行の観点から事業者と漁業関係者と協定締結が必要」とも説明していたようです。よって、もともと担当室としては議会の指摘同様に好ましくないと判断をしていたことが明らかになりました。

ただ、その説明の際、前市長が「市漁組、機船組合などに迷惑がかからないように、また、観光船事業者に対しても一方的にだめだというのではなく、相手方が納得できるように説明する必要がある」という指示があったことが分かりました。このため、港湾室は、港湾法や管理使用条例及び分区条例に照らし、一連の手続きの許可をすることを前提に、法令と条例の解釈を捻じ曲げてまで許可をするという行為につながったとされていたようです。

迫市長は答弁で「まず第一に、前市長が港湾室から観光船事業者が無許可で、船舶を係留していることについて報告を受けた際、港湾管理者たる市長としては、即座に是正措置を港湾室に指示しなければならない立場であるのにも関わらず、これを怠り、相手方が納得できるように説明する必要があるとの指示をすることは、本来、あってはならないことだと考えている」と前市長の判断を切り捨てました。

今回の横田議員の質問に対する答弁で、前市長が、無許可係留の是正の指示を出さずに、観光船事業者に対して理解を示したとも取れる発言をしたことが分かりました。このため、結果的に港湾室において法令違反となりましたが、その一因が前市長の発言で、このことからこれまで追及してきた便宜の疑いがより一層濃いものとなりました。

 

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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