前市長派議員「隙がない」。前市長時代の臨港除雪3分割廃止を指摘するも完敗。

昨日11日(火)は立民と公明の2会派の代表質問と無所属議員3人の質疑及び一般質問が行われましたが、簡潔明瞭で十全十美の答弁の迫市長とともに、さらに用意周到で新副市長の仏のように諭す答弁で普通に議会議論が進んでいます。前市長派議員も「なかなか隙のない答弁」と昨日は白旗をあげる一幕もありました。

そんな中、唯一の前市長派議員が、昨日の質疑及び一般質問に立ち、前市長時代に突然3分割にした臨港地区の除雪業務を迫市長が廃止したことについて質問をしました。

まず、その臨港地区の除雪業務についてですが、前市長時代の「多くの業者が参加出来るように」の号令の下、”業者ありきの制度変更”が行われてきましたが、同地区の除雪業務の発注方法も突然変更されました。

平成28年度は、再委託を認めた上で「道路除雪等業務」に登録のある会社のうち意向調査を行った34社による指名競争入札によって発注してましたが、平成29年度では、前市長の「多くの業者が参加出来るように」の方針により再委託の制限をかけ、区域を3分割にして業務を発注しました。

これによって、大きなグレーダーが1社しかなく分割すると他の地区では使えない(昨年度は中央地区の業者のみ使用)ため他の地区の路面がデコボコになったという状況が生まれました。したがって、平成28年度の苦情件数は0件であったのに対し、3分割した昨年度の平成29年度は全体で16件で「勝納ふ頭の苦情としては13件」(同室)という結果となりました。

このため、市は、平成30年度の発注方法について、「港湾活動に支障をきたさぬよう、路面管理の強化を図れる体制の構築が必要」、「経費の節減による実作業量の増大、一体的な管理ができることから、臨港地区除雪は一括発注が望ましい」、「臨港地区全体で除雪に必要な機械は、最低でもグレーダー1台、タイヤドーザー3台が必要」の基本方針を持ってアンケート調査やヒアリングなどを繰り返し行い、3分割の制度設計を廃止しました。詳しくは以前にブログにあげてますのでご確認下さい。こちら

前市長派議員は、これを問題視し「初めから再委託ありきで入札を執行することに疑問。分割することによって若干の経費増があるものの競争入札で競争の原理や切磋琢磨出来る。より多くの業者に参加してもらうことが正当な考えではないか。あたかも例年受注していた業者に理由をつけて受注させているようにしか感じない」。

「機会の重複登録について、実は、平成28年度の契約書を調べたところ、この業者は地域総合除雪も請け負っているが、それに登録しているグレーダーやドーザーは18台あったが、臨港地区の登録では8台も重複していた。降雪あれば一斉に出動しなければならないが、これでは一斉に出来ない。このような登録を認めている理由は」などと質問しました。

これに対し、迫市長は「臨港地区の除雪業務の入札についての質問ですが、冬季間においても港湾活動に支障をきたさない路面管理を行える体制を整えることを基本にすえ、路面整々作業に適しているグレーダーの効率的な使用が出来ること、一括発注で諸経費の低減が図られその分で路面整々などの除雪作業が充実できる優位性を考え、再委託の可否も念頭においたうえで、除雪作業のアンケートやヒアリングなど検討を進めてきた。この結果、再委託を認めることで臨港地区を一括発注することが優位であると判断し、一社と随意契約したものであります」

また「平成30年度の業務における担当区分については、受託者は業務全体の管理監督を行うほか主に中央地区の新雪除雪作業及び全地区の路面整々作業を行います。再委託者は受託者の指示のもと手宮地区、勝納地区の新雪除雪作業を行います。ご指摘の重複登録については、受託者は地域総合除雪業務と臨港地区除雪業務を受けており、ご指摘の重複登録されている機械は主にグレーダーですが、新雪除雪はそれぞれの業務に専属で割り当てて行われており、各業務で必要な台数は確保されており、新雪除雪の一斉出動には支障がないものであります。重複登録の理由は、受託者において機械の故障発生時などの緊急事態の際、機械を相互に融通し作業を継続出来ることから承諾したもの」と答えました。

この答弁を受け、前市長派議員は、再質問の冒頭、「なかなか隙のない答弁で再質問しづらい」と苦笑いしたじろぎました。ただその状況であっても「一社しか該当しないことが続く、やはり分割することによって小さな業者も参加出来ると思う。その部分がやはり小樽市の中小企業を育てるというところに引っかかると思った。色んな業者に参加してもらうこと大事だと思うが」と再質問。

これに対し、副市長は「昨日も答弁しましたが、単体で受けるのかJVで受けるのかということもありますが、すべてのことを単体で受けられない場合、やはり下請けの力を借りるやり方がありまして、特にこの地区はグレーダーの特殊な機械を持っている業者でないと、長い臨港道路の新雪除雪に支障をきたすので、その業者が入っている。業者育成の意味では、ここでJVを組むというあり方もあると思いますが、それについては来年以降検討するよう原部に指示している」と答弁。

この答弁を受けた前市長派議員は「実は再々質問でこの地区でJVを組むことはないのかと聞こうとしたが、今おっしゃって頂いたのでこれで終わります」とし終了しました。前市長と前市長派議員も相当除排雪の業者のことばかりを質問したり制度変更してきましたが、やはり市民や利用者という視点が抜けているなと感じましたが、新市長と新副市長の理路整然とした答弁や根拠をもった制度設計には叶いません。ことごとく切り返されてしまっていました。

なお前市長派議員が「なかなか隙のない答弁」と仰っていましたが、前市長時代の3年半が思いつきや場当たり的で根拠のない「思い込み」による市制執行や制度変更であったことから隙や穴だらけだっただけのことかなと感じています。

この日は私も3分だけ質問しましたのでのちほどお伝え致します。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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