農業と観光の融合 「地域資源を活用した観光のまちづくり」

image全国若手市議会議員の会の第1回全国役員会・研修会のため広島に来ています。本日の研修は、広島市議会さんの委員会室をお借りし、内閣府観光カリスマ百選の一人・平田観光農園の平田克明会長を講師にお迎えした、地域資源を活用した観光のまちづくり「農業と観光の融合」についてでした。

平田会長は、研究者として、りんごの研究を志すも、種なしブドウの研究やワイン醸造研究に従事し、45歳の時に、「何とかして農業の担い手を作りたい。過疎の村を何とか活性化したい」と公務員を辞め農園を設立されました。

その後、何度も挫折を経験する中、91年の台風19号が農園に直撃し、りんごが壊滅。ここが転機となり、新たにいちごやさくらんぼ、ぶどうなどの農園に転換。150品種もの果物を作るまでになり、周年営業出来るまでに成長し、優秀な人材を雇用し社会保険も支払えるほどになったようです。最近では、がっちりマンデーの取材も。

農園 経営はじめ、地域と一体となってワイナリーを建設したり、廃校を活用した農村体験施設の運営に携わるなど、農業イノベーションの実践者として、数々の役職を歴任。「スローライフ、ゆっくりと自分をみつけるのはこのとき」として地域とひとを伝える農家民泊をし、後継者の育成や研修生も多く受け入れているようです。IターンUターンの定住者も増えているとのこと。この様々な実績から、農業が持つ多面的な機能を最大限発揮して事業を展開したとして、第33回日本農業賞の大賞、第43回農林水産業の天皇杯を受賞されています。

平田会長は、「今の観光とはどう自然とマッチさせ、学びを与え、体験させ、満足をさせるかを考える」ことをモットーに取り組んでこられ、農園には、若い世代のリピーターが大変多く、中でも若い女性が多いようです。ただくだものを作っているだけでなく、くだもの体験型観光40%、美しい景観30%、おもてなし30%の比率で満足度が高いかもしれないようで、田舎の価値の発見には、複眼が見ることが大事と教えて頂きました。

農業に興味関心のある私としては、この話だけでも十分楽しめましたし、学びの多いお話でしたが、どのように観光と融合させているかということについて大変参考になりました。後志の小樽・余市・仁木との広域的な連携についてとともに、さらに小樽・後志には漁業も盛んでありますので、地元の自然をどう活用するか想像が膨らみました。

また、小樽だけに特化して話しますと、観光都市小樽として有名ではありますが、日帰りの短時間滞在、通過型の観光ということで、課題が多くあります。そして、最近では、運河周遊という体験クルーズなどが人気となっていますが、海と山に囲まれた小樽の自慢である小樽らしい自然環境をまだまだ活かせていません。平田先生のお話から、小樽の地域資源を掘り起こし、いかに活用し、自然の中で人材を育て、雇用を作ることが大事であることを改めて認識致しました。

最後に、地方創生に関連して、都市から地方へ移住が増えているイギリスのように、一極集中ではなく、地方分散型の社会の必要性をお話頂きました。地方議員の役目として、地方の元気を創出するため、そして、そこで生まれ育つ子どもたちを支え、活力ある日本を創造すべく頑張っていきたいと決意致しました。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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