発信力こそ武器になる。

本日は朝から任期最後の意見書調整会議でした。

ちょっとタイトルとは違いますが、まず今日の議会活動についてです。意見書についてですが、これは地方自治法第99条第2項に「議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を関係行政庁に提出することができる」と規定されているものです。

議会の議決に基づいて、内閣総理大臣はじめ国会や関係行政機関に提出出来ますが、法的な拘束力はなく、地方議会の意思として発するものです。その意見書について各派・無所属議員間で提出するか否かや文言を整理したりするのが、この意見書調整会議と言います。

小樽市議会においては、以前は交渉団体の会派・非交渉団体の会派で調整会議を行ってきましたが、現在は無所属議員がそれぞれで3人おることから会派の代表議員に加え3人も調整会議に入って文言整理や意見書の可否について話し合います。

それぞれの政党や会派、議員の主義主張や思いなどを話し合い、なるべく全会一致になるよう妥協点を探るもので、この場が一番民主主義を体現出来ている場とも思います。単純に多数決で可否を決める市長・市役所から上程された予算案や議案を採決するわけではないので、交渉団体でなくてもこの会議に入り議論させて頂き、一人であってもその意見書の内容や議決に少なからず影響を与えることが出来ます。先ほども申したように全会一致になるよう駆け引きや妥協もあるので、議員として本当に勉強になる場と思います。

今日調整したものは明後日14日(木)に開かれる本会議の日程の最後に提出され提案理由や討論が行われ採決となります。今回は医療や経済問題など5本の意見書が提出されますが、他の地方議会では全会一致になったものしか議決しないところもあったりして、全国各地の議会のやり方も調べてみると面白いと思います。

さて、「発信力こそ武器になる」と大それたことをタイトルにしてしまいましたが、2期8年の間、私の情報発信について各方面からお褒めの言葉を頂戴しており、先日も多くのメッセージを頂きました。この場を借りて感謝申し上げるとともに、自分ごとで自分を過大評価をして申し上げるわけではないのですが、私がどのような思いで情報を発信してきたかをお伝えさせて頂きます。

一期目からことあるごとに情報を発信してきた理由。それは、私が立候補を決断する前、地方議会が何のためにあるのか、議員は普段何をしているのか分からないという声が多くあったことからです。そのことから、少なからず私が行動し聞いてきた中には、いわゆる議会・議員に対する不信感が多く漂っていました。自分もその思いを持っていました。

議員が、選挙の時にまちをどうこうしたい、議員は必要なんだと言っても、結局は、前述した通りに不信感があるので何を言っても戯言と思われ、さらには「誰が議員になろうと関係ない」、「誰に入れたって変わらないしょ」というまちに対しての停滞感があったように思います。すでにネットや街頭で情報発信する議員もいましたが、それは本当にごくわずかでしたし、今ほどSNSも活用する人も多くなく普及もまだしていませんでした。

だからこそ、まず私はあらゆる媒体で情報を発信しまくるのではなく、しっかり情報を共有することを目標にしようと実行してきました。私が議員になった頃から、ちょうど時代がそういう流れであったことが功を奏するわけですが、いわゆるネットが普及し始めた当初のように情報が一方的に発信されるものから、WEB2.0と言われますが、ユーザー間が意見を交わしたりして共有することが出来るようになりました。さらにツイッターやフェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が爆発的に普及し共感という概念も生まれました。

私はこれを最大限利用して情報発信ではなく共有して対話をし共感してもらおうと心がけました。「遠い存在の議員」のイメージから、ネット上で簡単に連絡を取り合い意見をぶつけあえる「身近な議員」になることを常に考えてネットを活用してきました。またネットをしない方々にもネットで共有したものをまとめて紙媒体で「あんてつ通信」なるものを発行し街頭で配布したりしました。

ネットや紙媒体で議会活動の情報を共有するだけではなく、地域の皆様が集まるイベントや祭り、地域活動にも積極的に参画してきました。集会や会合で挨拶にだけ来る「偉そうな議員」のイメージから「共に汗を流す議員」という思いを持ってもらうことに意識をおいてきました。

なぜかと言うと、やはり文章だけでは細かなニュアンスが伝わらず逆に情報共有どころか今でいうところの炎上だったり、聞き感触の言いことばかり発信するということにもなりますからね。人となりをわかってもらえれば、信頼関係を構築し、情報内容についてもより理解を深めてもらえると考えていました。信頼関係がないと情報共有につながりませんからね。また、ただ真面目に活動や実績を報告するだけでは見てももらえないし、「いいね」という共感も生めないと考え、しつこいくらい自撮りで顔を半分出すようにしてユーモアと親しみやすさを演出してきました。

議員の発信力は、やはり一番はネット時代だからと思います。が、私のような取り組みも少なからず評価を頂いていることを加味すると、発信力ある議員も増えてきたように感じています。私が良いかどうかを言いたいのではなく、議会や議員の情報(見える化)の一つの事例として受けてもらえればと思います。

小樽市内において、どこかの候補予定者を応援するために、議会改革だと言って若手育成の政治団体を立ち上げたりする動きがあると思いますが、議会改革と言えば響きはいいのですが、では何が悪くて何をどう変えようと思っているのか、前市長の金魚の糞ではなく自身の言葉で発信共有すべきと思います。なぜかと言うと、小樽市議会は横田前議長時代から議会改革検討会議を立ち上げて開かれた議会・審議の充実を目標に取り組みを進めてきたからです。また、小樽市議会議員の中にはどんどん新たな動きをしている人もいます。

残念なのは、前市長の言葉を借りれば「一部の議員」にはいまだに何の活動をしているのか見えない、出番がないと全然議会にも顔出さないという議員がいるためにまだまだ発展途上だと思っていますし、だから議会改革だという批判を言われてしまうのだと思います。そして、私もあらゆる媒体で発信共有してはいてもまだまだ届けれていない市民の方が多くいます。これも大きな課題でもあります。

来月4月には統一地方選挙があります。市民の皆様においては、「何をしているのか分からない」「誰に入れても同じ」「だから投票に行かない」と投票出来るという行為を放棄しないで頂けたらと思います。議員として何をし、何をしていきたいかは、議員それぞれフェイスブックやアメブロ、独自のブログなどで発信している人もおります。市民にとってもネットや通信機器の普及発達で簡単に情報を受け取ることが出来ます。市民が関心を持たないと議員も育ちませんし、本当に何のための議員なのかという状況になってしまうかもしれません。市民の皆様の関心と行動が必要です。まずはチェックをして頂けたらと思います。こちらです→小樽市議会議員名簿

なお、先ほどの前市長に絡む政治団体とは別に、さらに新たに新人候補予定者も街頭で辻たちをしたりし始めていることをよく目にしたり耳にします。辻たちは名前と顔を知ってもらう手法としては絶好の手段で常套手段であります。私もしました。

しかし、選挙までもう1ヶ月となりますので、そろそろ何をしたいかを訴え発信して欲しいと思います。議員である皆さんと議員を目指す皆さんが情報を発信し、市民の関心度をあげて広く深く共有して頂けたらもっともっと選挙戦も盛り上がりますし、その一票が重くそしてまちを良くする一歩につながると思います。発信力こそ自分を売る自分を磨く人を惹きつけ行動喚起につなげる一つの武器になると私は思います。

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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