「副市長を選任して頂いたならば副市長も交えて検討」 その意図するところは

スクリーンショット 2016-01-19 15.21.26昨日の第1回臨時会で質疑をしました。私はこれまでずっと参与の問題を取り上げて参り、今臨時会では、一定の市長の考えを問い質し、納得出来るものがあるならば副市長選任についても討論することなく同意するという態度で臨みましたが、私の全ての質疑に対し、「副市長を選任して頂いたならば副市長も交えて検討してまいりたい」という表現に終始しました。

この答弁の意図するところが全然分かりませんが、以前の除雪入札問題で建設部長、議会説明の誤りで総務部長と、市役所職員の責任になすりつけて経緯があることから、今度は全て副市長の責任に転嫁するのではと危惧しているところでございます。どうかトップとして責任を持って市役所経営、市政運営に臨んで頂きたいと切に願っています。

以下、昨日の質疑と答弁を掲載します。

1.議案第1号「副市長の選任」に関連して

今回の副市長人事にあたり、一番の問題は、参与という制度が議会で否決されたにも関わらず、そして任用の仕方に問題がある上に、自身の後援会幹部であった人間を参与と名前をつけ、パートタイムの嘱託員として、何の裏付けもない市政全般のアドバイザーとして月30万円もの報酬で雇い入れたことが、副市長問題とセットで問題視されています。

(1)参与という名をつけたパートタイムの嘱託員(現参与)について

【質問】まず聞きます。副市長人事の質問の中で、なぜ参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の取り扱いがセットで問題視されていると思いますか。

【答弁】参与の職務に関しての説明が十分ご理解いただけなかった点があったかもしれませんが、私としては、副市長選任の提案とは別であると考えております。

【質問】年末の12月25日の記者会見でも、参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の問題について、なぜ記者から何度も質問されたと思いますか。

【答弁】これまで何度も議会で議論になったことから、記者の皆さまも関心のある話題として直接話を聞きたいとの思いで取り上げられたものと感じております。

【質問】これまで、市長は、議会答弁で、「副市長と参与は別なので一緒に考えないで頂きたい」と繰り返し述べられていましたが、この日の記者会見で、記者から「参与の任用というのはどうなんでしょう、引き続きやっていくつもりでしょうか」との質問に対し、「議会でもお話させていただいたように、何かしらの答えを出さなければならないと思って、今まさに検討中であります」との答弁の真意は何ですか。「何かしらの答え」とは何ですか。

【答弁】第3回定例会における議会議論を踏まえ、参与のあり方を、報酬額・職務内容・勤務時間・雇用期間の4つの点についての検討中であるという意味であり、「何かしらの答え」とは、この4つの点についての方向性であると考えております。

【質問】副市長選任にあたり参与という名をつけたパートタイムの嘱託員を廃止することを検討しているのですか。それとも副市長選任にあたり、参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の取り扱いについて、市政全般のアドバイザーということを除外した上で残すということを検討されているのですか。残すために検討しているのか、廃止するために検討しているのか、答えを濁さず、どちらなのかハッキリ明言して下さい。

【答弁】この度の副市長選任の提案と、参与の取り扱いは別であるので、副市長の選任にあたり、関連づけて参与の取り扱いを検討しているものではありません。どのようなしくみが最善の策であるかを、副市長を選任して頂いたならば、副市長も交えて検討してまいりたいと考えております。

【質問】議案説明の際に、「現参与が3月31日に任用期間は切れる」ということをおっしゃっていましたが、これは現在の任用の在り方は切れるが、新たな任用を模索していると聞き取れてしまいますがいかがですか。

【答弁】現参与の任用期間は3月31日まででありますので、事実としてお伝えしただけであり、ご指摘のような意図があるわけではなりません。

(2)副市長選任と現参与の任用について

【質問】副市長に求めていることは何ですか。

【答弁】市政全般において職員の要として規範となり、職員をまとめ、市民の皆様の期待に応えていけるよう、私の公約の実現や本市が抱える様々な課題の解決に向け、私とともに取り組んでいただくことです。

【質問】その記者会見の際に、市長は、副市長候補の方について、「行政運営にあたり、職員と私を結び付けてくれる最適の方」と述べてますが、参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の任用にあたって、「行政の調整を図ること」としていますが、副市長に求めていることを参与にも求めていたものと思われますが、副市長に求めていることと、参与という名をつけたパートタイムの嘱託員に求めていたことと何が違うのか教えて下さい。

【答弁】副市長の職務は地方自治法上「市長を補佐し、その補助機関たる職員の担任する事務を監督する」ため、市政全般にわたり、職務として市長を補佐する役目であり、一方、参与は、私の助言者として、公約実現に向けての効率化を図るため、仕事の進め方などの調整についてのアドバイスを行うという主旨であります。

【質問】副市長に求めている力添えの中で、市長は、公約の実現の中で「教育力の向上であったり、子育て支援であったり、子どもたちに対して目を向ける施策が数多くあります。そういう面においては専門の視点をお持ちだというふうに思っておりますので、その推進においては特に、お力添えをいただける」と述べておられますが、市長が掲げた公約の中で具体的に何をどう実行して頂けると思っていますか。

【答弁】これまでも学力の向上や芸術・文化の振興、スポーツの振興などに積極的取り組んでこられ、私の掲げた公約である「小樽の教育改革」についての多くの点において、実行に向けて取り組まれていると承知しております。また、その公約についても、行政職としての専門性、幅広い人脈などを通し、その実現に向けて取り組んでいただけるものと考えております。

【質問】市長公約で、「ここ数十年間で低下してしまった児童・生徒の学力アップを図りますとされています」が、これは、第2回定例会の私の代表質問の中で、数十年間で学力が低下したことへの数字的根拠がなかったことを明言されましたが、副市長候補の方は、ここ数十年間で学力が低下したと思われているのですか。

【答弁】ここ数十年間の状況を示す数値はないものの、学力・学習状況調査では全国、全道と比較して低い状況が続いていることから、本市にとって大きな課題であると考えられており、教育行政執行方針に「学力の向上」を重点課題として盛り込んだものと承知しております。

【質問】また、副市長候補の方は、「小樽公園に駐車場やプールを建設し、小樽運動公園に変えていきます」との公約についてはどのように認識され、実現に向けてどのように力添えをしてくれるのですか。

【答弁】建設に係る陳情が全会一致で採択されたことを踏まえ、これまで以上にその重みを認識しているものとお聞きしております。教育委員会では、小樽公園も含めた建設場所の検討のほか、先進自治体における建設コストやランニングコストの調査をこれまで行ってきており、上林氏からは、そのような取組の蓄積による知見を発揮していただくなど、実現に向けたお力添えをいただけるものと考えております。

【質問】これまでの議会でプール建設に対する答弁では、前体制と何も変わらない答弁ばかりでしたが、副市長が選任されると変わりますか。

【答弁】副市長は、地方自治法にある通り、市政全般にわたり市長を補佐し、また、市長の命を受け政策及び企画をつかさどるものでありますので、私の公約の一つでもある新・市民プール建設につきましては、教育委員会との連携を深めることはもとより、教育長を経験された副市長とともに検討を進めることで、より早期に、建設に向けた道筋を付けることが期待できるものと考えております。

【質問】重点公約とする除排雪体制において、市長は、副市長候補の方について「そういう専門外というかですね、そういうところにおいては、一緒に学んでいただきたいと思っております」と述べてましたが、これは除排雪体制にのみ参与を置くという布石ではないかと勘ぐってしまいます。除排雪に特化して参与という名をつけたパートタイムの嘱託員を任用するという考えもあるからこういう発言になったのではないですか。

【答弁】除排雪のことについて、選任いただいたならば副市長とも協力しながら、より良い方向に行きたい、という考えを述べたものであり、ご指摘のことを想定してのことではありません。

【質問】副市長選任議案のための議案説明の際にも参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の取り扱いについて質問しましたが、「議会議論を踏まえ、報酬額・職務内容・勤務時間・雇用期間の4つについて検討している」とのことでしたが、副市長が選任されるのであれば、そもそも検討する必要もないのではないですか。なぜ検討しているのですか。

また、参与という名をつけたパートタイムの嘱託員の取り扱いについて、副市長選任後に相談するとのこともおっしゃっていましたが、相談するべきことではなく、市長が政治判断で、副市長候補をとるか、自身の後援会幹部であった方をとるか、決めれば良いと考えます。二兎を追う者は一兎をも得ずです。市長の見解をお聞かせ下さい。

【答弁】私は副市長の選任と参与の取り扱いは別の問題と考えており、現参与の取り扱いについては、副市長を選任していただいたならば、副市長も交えて検討してまいりたいと考えているところであります。

(3)新たな参与制度ないし参与というポストについて

【質問】また、副市長が選任された上でも参与制度と思われるポストを引き続き検討するやに聞こえて仕方ありませんが、副市長がいるのに、これまで言われてきた雇い入れる理由・内容で、参与というポストが必要な理由を教えて下さい。

【答弁】私の公約の実現のために、どのようなしくみが最善の策であるかを、副市長を選任していただいたならば、副市長も交えて検討してまいりたいと考えております。

【質問】議案説明の際に、副市長選任後に相談するとお話しをされていましたが、私としては、副市長選任にあたり参与という名のポストについて廃止するか残すか明確な答弁が必要だと思っています。もう一度聞きます。どうしますか。そして、副市長候補の方は、参与というポストのことをどのように考えていますか。

【答弁】参与というポストは、市政運営を行う上で、専門性の高い学識や経験を有する方々から、市政についての貴重なご意見などを伺うことができる有効なひとつの手段である。との考え方で、私と意見が一致するものと考えております。

【質問】自身の後援会幹部であった人間を参与とし相当の批判が出ていることに対し、どのように受け止めていますか。それでも、副市長を選任したあとも参与という名をつけたパートタイムの嘱託員を残すつもりですか。参与というポストを残す意味は何ですか。

【答弁】現参与は、私の公約の早期実現にむけ、その公約を理解されている方からアドバイスをいただきたい思いから任用したものであります。先ほどの答弁の繰り返しになりますが、副市長を選任していただいたならば、現参与の取り扱いや参与というポストの在り方も含めて、どのようなしくみが最善の策であるかを検討し、答えを出したいと考えております。

【質問】市長のこれまでの議会答弁においては、全て手法でしかありません。まちをどうするか、市役所をどうしていくか、その理念・ビジョンが分かりません。参与というポストが必要、これは市長においての除雪問題への手段であったと考えます。(私としてはこれまでの議会答弁の中から、市長が制度変更に熟知しているなどとは詭弁でしかないと思っていますが)違いますか。

【答弁】私とすれば、公約の実現にむけて専門性の高いアドバイスをいただくことは市役所機能の改善・充実に結びつくものと考えられます。このような視点もありますので、繰り返しになりますが、どのようなしくみが最善の策であるかを、選任されたならば副市長も交えて検討してまいりたいと考えております。

【質問】後援会幹部の方の論功行賞としてではなく、純粋に参与というポストを作ると仮に考えた場合においても、どのようなまちを作るために、市役所をどうしたいからというお考えがないと、また同じ批判の対象となりますし、徳島市では住民監査の対象となっており、そして議会からは不要論は一切消えません。百歩譲って参与というポストを残したいとした場合でも、まちのため市役所機能改善の一つの手段であることをしっかり認識して下さい。いかがですか。まずは副市長を選任し、市役所内部を立て直し、正常化させることが、小樽市のまちづくりにおいて必要だと思いますが、いかがですか。

【答弁】長期間にわたり副市長が不在となっていることにより、職員にも負担がかかっており、一日でも早くこの状況を解消したいと考えておりますので、副市長をお迎えし、職員一丸となって市政に取り組んでいく体制を、全力をあげて整えてまいりたいと考えております。

【質問】選任後において、自らの後援会幹部職員だった方を雇い入れるためと疑われる、論功行賞ととれる形での参与という名の嘱託員の任用ではなく、本当に参与というポストが必要であるならば、現在検討している報酬や職務内容や勤務時間や雇用期間だとかは白紙に戻すべきです。見解をお聞かせ下さい。

【答弁】只今の安斎議員からのご指摘を含め、私の公約の実現のために、どのようなしくみが最善の策であるかを、副市長を選任していただいたならば、副市長も交えて検討してまいりたいと考えております。なお、参与の取り扱いにつきましては、同じ表現による繰り返しの答弁となりましたことを、ご了承頂ければと思います。


〇再質疑

【質問】細かな再質問はしませんので、ひとつだけ、本当に市長がその答弁でいいか確認させて下さい。このあと休憩に入り、採決に入る予定ですが、同じような答弁ばかりしていると、本当にすぐに採決に入れるのか、すぐに議決出来るのか疑問です。本当に副市長市長と参与の関係でその答弁でよろしいのですか。

【答弁】大変恐縮ではありますが、参与のことはいまだにはっきり答えが出ていない状態。皆様からご指摘頂き、早くに答えを出したいのですが、副市長を選任いただいたならば、市政運営としてどのような体制が良いのか検討し、皆様に出来るだけ早くお示しし、ご理解を頂けるよう努力して参りたい。検討結果が出ていない以上は、どうしてもこのような答弁しかできなかった。ご了承いただければと思います。

※画像は小樽ジャーナルの動画より抜粋。小樽ジャーナルの記事はこちらです→http://otaru-journal.com/2016/01/0118-1.php

 

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Author: 安斎哲也

好きな言葉:為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり

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